§世界観

『ある日突然、すべての生物を支配していた古代機械文明が滅び、代わりに魔法が生まれた謎の大陸』

三日月の形をした大陸が舞台。
世界樹のあるエルフの里から主人公の旅が始まる。
空気のように精霊がどこかしこにも存在し、彼らにお願いをすることで超常的な現象=魔法を起こすことが可能となっている。

だが人間などの種族はエルフと違って、精霊と直接話すことはできない。
彼らはエルフからもたらされた“断片的な精霊の言語”を呪文として使うことで、劣化版ながら魔法を使うことを可能としていた。

そうした経緯から、エルフは特別な存在として他種族から崇められるようになった。
特に最初に魔法を教えたハイエルフは、人間たちが作った宗教の神とされるほどだった。
エルフは人間では辿り着けない霊峰にひっそりと住んでおり、百年以上も人々の前に姿を現さなかったことも、彼らが神聖扱いされる要因となっていた。

一方でエルフの里に住む主人公は、自身の祖父でもあるエルフの族長が制定した厳しい掟によって、かなり息苦しい生活を送っていた。
エルフの始祖ハイエルフであり、強大な力を持つ族長はワンマン統治で、生活や思想まで管理するのである。
――すべては民のためだと言って。

実はハイエルフには自身の家族にも言えない、重大な秘密があった。
それは古代機械文明が滅びたことや魔法の誕生、大陸が歪な三日月型をしていることなども関係していた。

主人公は仲間たちと三日月大陸を旅をしていく中で、祖父や世界に隠された謎を知ることとなる。
それを解き明かすキーとなるのは、美味しいグルメを通した人々との交流だった。