初夏が近づいた朝、夏都宛に招待状が届いた。
 開いてみると、お茶会の招待状だ。

 封筒を開けてみると手紙にはこう書かれていた。

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 親愛なる中野夏都様。
 突然のお手紙失礼いたします。
 私は親会社株式会社ノアールの経営者、佐木和貴氏の知人の斎藤久でございます。

 共有花嫁のお茶会を主催が決定いたしました。
 ぜひ佐木社長のご友人様方の奥様である夏都様にぜひ私が主催するお茶会にぜひ出席してほしいと思う所存です。