「守り猫って、花嫁の力が強ければ強いほど、人間の言葉を喋るなどの力を発揮するんだ。この猫自体はだから研究材料にもならないし何より金にもならん」
泰明は青筋を立てながら、シャニをチラ見する。
「ということで俺はお前を海外に売り飛ばすようね真似はしないからな。」
そういった瞬間、シャニは泰明の手を思い切り引っかく。
『お前嫌い!シャー!』
泰明はポカンとした顔をしたが、「いい度胸だな」と怒り顔に変わった。
和貴は「ん?」とシャニを見つめる。
シャニは『ごめんなさい』と夏都の胸に顔を埋める。
夏都は「泰兄ちゃん、だいじょう……あれ?」
夏都が驚くのも無理はない。
泰明の引っかき傷はいつの間にか消えている。これが鬼の血を半分引いている種族の回復力だ。
「大丈夫だよ。俺ら兄弟は鬼の血を半分引いているからこういうかすり傷なんて秒で治るんだよね」
よほど夏都に心配されたのが嬉しいのか、泰明は満面の笑みで説明した。
泰明は青筋を立てながら、シャニをチラ見する。
「ということで俺はお前を海外に売り飛ばすようね真似はしないからな。」
そういった瞬間、シャニは泰明の手を思い切り引っかく。
『お前嫌い!シャー!』
泰明はポカンとした顔をしたが、「いい度胸だな」と怒り顔に変わった。
和貴は「ん?」とシャニを見つめる。
シャニは『ごめんなさい』と夏都の胸に顔を埋める。
夏都は「泰兄ちゃん、だいじょう……あれ?」
夏都が驚くのも無理はない。
泰明の引っかき傷はいつの間にか消えている。これが鬼の血を半分引いている種族の回復力だ。
「大丈夫だよ。俺ら兄弟は鬼の血を半分引いているからこういうかすり傷なんて秒で治るんだよね」
よほど夏都に心配されたのが嬉しいのか、泰明は満面の笑みで説明した。