時は平安時代からさかのぼる。
鬼と人間が共存する日本。
その時代から鬼・もしくは、鬼の血を引く者は不老長寿で不死身なため非常に優遇されていた。

鬼は平安時代の世から恋愛結婚が特別許さていたため一部の人間から疎まれていた。
それは半鬼の三兄弟の先祖も例外ではなかった。

そして、平成10年代まで時代が進む。

この九州の中でも歴史の長い長崎にも鬼の歴史は色濃く記録が残っている。

「息子たち。これがお前たちのご先祖様の生きざまだよ。」
「はい。父さん」

そして美しい半鬼の三兄弟も然り。
鬼の血を引いて強く生まれたからこそ、弱者を守ること。
それが使命である。