どこか遠くまで行きたくて電車に乗って適当なところで乗り換えをして、適当な駅で電車を下りた。
改札口を出ると、日が暮れていた。
スマートフォンを見れば時間はわかるけれど、今はそれを見る気になれない。
何となく歩いて目についた店の中に入ると、
「キレイ…」
と、わたしは呟いた。
アクセサリーショップのようだ。
ブレスレットに指輪、ネックレス、アンクレット、イヤリング、ピアス…と、まるで宝石が展示されているのかと思うくらいのキレイでおしゃれなアクセサリーが並んでいた。
店内を歩いて見回すと、ティアラが視界に入った。
子供の頃に絵本で見たシンデレラがつけているティアラがキレイで美しくて…わたしも欲しいと思ったことがあったな。
そんな昔の思い出を振り返りながら、わたしは周りに誰もいないことを確認するとティアラをカバンの中に入れた。
何事もなかったかのように店を出ようとしたその時だった。
ーービーッビーッビーッビーッ!
警報が鳴り出した。
もしかして…いや、もしかしなくてもこの店は会計を済まさずに勝手に持ち出そうとしたら、ブザーが鳴るシステムだったのかも知れない。
警報を聞きつけた店員がわたしの前に現れた。
改札口を出ると、日が暮れていた。
スマートフォンを見れば時間はわかるけれど、今はそれを見る気になれない。
何となく歩いて目についた店の中に入ると、
「キレイ…」
と、わたしは呟いた。
アクセサリーショップのようだ。
ブレスレットに指輪、ネックレス、アンクレット、イヤリング、ピアス…と、まるで宝石が展示されているのかと思うくらいのキレイでおしゃれなアクセサリーが並んでいた。
店内を歩いて見回すと、ティアラが視界に入った。
子供の頃に絵本で見たシンデレラがつけているティアラがキレイで美しくて…わたしも欲しいと思ったことがあったな。
そんな昔の思い出を振り返りながら、わたしは周りに誰もいないことを確認するとティアラをカバンの中に入れた。
何事もなかったかのように店を出ようとしたその時だった。
ーービーッビーッビーッビーッ!
警報が鳴り出した。
もしかして…いや、もしかしなくてもこの店は会計を済まさずに勝手に持ち出そうとしたら、ブザーが鳴るシステムだったのかも知れない。
警報を聞きつけた店員がわたしの前に現れた。