昼休みの教室が騒がしいのはいつものことだ。
ゴンッ!
スマートフォンをいじっていたわたしの頭に何かが当たった。
床のうえに視線を向けると、紙パックのいちごオレだった。
中身は入っていなかったから空っぽだと思う。
「あっ、ごめーん!
ゴミ箱に捨てようと思ったんだけど、当たっちゃった!」
いつもの陽キャ連中がニヤニヤと笑いながら言ってきた。
「ついでだから捨ててきてよー」
「おい、自分のゴミだろ!」
「でも入らなかったし、神戸さんが捨てればいいじゃん」
陽キャ連中はキャハハと笑っている。
…白々しい。
わたしは空っぽになっている紙パックを手に持つと、彼女たちの前にきた。
「えっ?」
普段とは違うわたしの行動に連中は戸惑っているようだった。
わたしはそれを投げつけてきたであろう当人に向かって紙パックを投げた。
「きゃっ!?」
「ちょっと、何よ!?」
「ひどいじゃない!」
「…ひどいって、何が?」
わたしは彼女たちをにらみつけた。
「わたしは自分のゴミは自分で捨てるようにと、ゴミを返しただけだけど?」
そう言ったわたしに、
「この…!」
「お前ら、もういい加減にしろよ!」
殴りかかろうとした陽キャとわたしの間に、大滝くんが入ってきた。
ゴンッ!
スマートフォンをいじっていたわたしの頭に何かが当たった。
床のうえに視線を向けると、紙パックのいちごオレだった。
中身は入っていなかったから空っぽだと思う。
「あっ、ごめーん!
ゴミ箱に捨てようと思ったんだけど、当たっちゃった!」
いつもの陽キャ連中がニヤニヤと笑いながら言ってきた。
「ついでだから捨ててきてよー」
「おい、自分のゴミだろ!」
「でも入らなかったし、神戸さんが捨てればいいじゃん」
陽キャ連中はキャハハと笑っている。
…白々しい。
わたしは空っぽになっている紙パックを手に持つと、彼女たちの前にきた。
「えっ?」
普段とは違うわたしの行動に連中は戸惑っているようだった。
わたしはそれを投げつけてきたであろう当人に向かって紙パックを投げた。
「きゃっ!?」
「ちょっと、何よ!?」
「ひどいじゃない!」
「…ひどいって、何が?」
わたしは彼女たちをにらみつけた。
「わたしは自分のゴミは自分で捨てるようにと、ゴミを返しただけだけど?」
そう言ったわたしに、
「この…!」
「お前ら、もういい加減にしろよ!」
殴りかかろうとした陽キャとわたしの間に、大滝くんが入ってきた。