" If " I could fly for you

俺も那月も陽飛も早羽さんも。
俺たちが出会ったことは運命だ。
きっと高く長く翔ばなくてもいい。
時には地に降りて休んでもいいし低空飛行してもいい。
俺には心が見える。
けど仲間はずれじゃない。
ただ特別なだけなんだ。
そう自分で言ってて思った。
那月のおかげで人を愛すること、素直の大切さ。
陽飛からはポジティブでいること、友達の大切さ。
早羽さんは.....特に関わりがないけど人を守ること、強さ。
それらを学んだ。
陽飛が言った通り俺は変わったんだ。
空気を読んでニコニコしてるだけのロボットだったのに今は自分の意思で動いてる。
俺たちはお互いのために一生懸命翔んでる。
できなくても疲れても諦めずに生きている。

「「翔夜!」」「杉浦」
「みんな!」
「行こーぜ!帰ろう!」
みんな笑ってる。
今日はテスト返しがあったけど落ち込んでいる様子がない。
1人心の中で沈んでる奴はいたけど。
「那月はどうだった?」
「え、えと、まあまあかな」
誤魔化してる。丸見えだ。
「本当は?」
数学13点だったよ。
心の中で話してる。
全然大丈夫じゃないじゃん。赤点だよ。
「なるほどね笑」
那月は顔を赤らめてすごい可愛かった。
「今度一緒に勉強しようか」
「うんっ!」

目の前には夕陽が広がっていて4羽の鳥が楽しそうに飛んでいた。