「俺、里子なんだ。親が事故で死んで」
話さなくてもいいのに。
陽飛は青い顔で話し続けた。
「里子だからいじめられたと思って陽キャになった。目立てば大丈夫だと思って。結局高校デビューみたいになったけど」
陽飛....
俺が心を見たことに罪悪感を感じていることを楽にさせようと自分から辛い過去を話してくれてる。
優しくて強い。羨ましい。
「でもバレて不登校。全て終わったんだ」
自嘲気味に笑う陽飛。
我慢できなくて思わず抱きついた。
「ごめん....!俺がいたからだよな。俺どうすればいい...?」
謝るなって言ってたけど謝るしか今の俺にはできない。
「何もしなくていい。俺が陽キャになるなんて無理だったんだ」
違う。
確かに"フリ"だったのかもしれないけど俺と話していた笑顔の陽飛の心に嘘はなかった。
本当に楽しくて明るかったんだ。
「陽飛は陽キャのフリをしていたのかもしれないけど諦めるべきじゃない」
陽飛にはいいところがいっぱいあってそれは里子だからってないものにされるものじゃない。
俺の考えている事が陽飛に伝わればいいのに。
「翔夜、ありがとう」
「当たり前だろ、俺ら親友なんだから」
そう言った瞬間、陽飛はいや俺たちは泣いた。
陽飛と出会えてよかった。
親友になれてよかった。
陽飛を信じて正解だった。
迷惑かもしれないけどこれからも親友で居続けたい。
迷惑ではないことを願って。
話さなくてもいいのに。
陽飛は青い顔で話し続けた。
「里子だからいじめられたと思って陽キャになった。目立てば大丈夫だと思って。結局高校デビューみたいになったけど」
陽飛....
俺が心を見たことに罪悪感を感じていることを楽にさせようと自分から辛い過去を話してくれてる。
優しくて強い。羨ましい。
「でもバレて不登校。全て終わったんだ」
自嘲気味に笑う陽飛。
我慢できなくて思わず抱きついた。
「ごめん....!俺がいたからだよな。俺どうすればいい...?」
謝るなって言ってたけど謝るしか今の俺にはできない。
「何もしなくていい。俺が陽キャになるなんて無理だったんだ」
違う。
確かに"フリ"だったのかもしれないけど俺と話していた笑顔の陽飛の心に嘘はなかった。
本当に楽しくて明るかったんだ。
「陽飛は陽キャのフリをしていたのかもしれないけど諦めるべきじゃない」
陽飛にはいいところがいっぱいあってそれは里子だからってないものにされるものじゃない。
俺の考えている事が陽飛に伝わればいいのに。
「翔夜、ありがとう」
「当たり前だろ、俺ら親友なんだから」
そう言った瞬間、陽飛はいや俺たちは泣いた。
陽飛と出会えてよかった。
親友になれてよかった。
陽飛を信じて正解だった。
迷惑かもしれないけどこれからも親友で居続けたい。
迷惑ではないことを願って。