1度話さなくなった俺と音羽さんは学校でたくさん話すようになった。
そのおかげでまた噂されたり色々と大変だ。
特に莉南には問い詰められてる。
「翔夜くんっ!どういう関係なの?音羽って人と」
莉南の口調には音羽さんをバカにしてるような感じだった。
音羽さんと付き合ってることは隠しておいた方がいいだろう。
「友達だよ」
「本当のこと言ってよ!私翔夜くんの秘密知ってるんだから!」
秘密.....?
それは能力の事なのか?
「なんだよ?言えよ」
莉南は俺を睨みながら言った。
「翔夜くんは心が読めるんでしょ?聞いたんだからっ!」
は...?何で莉南が知ってんだよ。
誰かバラしたのか?
音羽さん?陽飛?その2人しか浮かばない。
誰なんだよ。
「え....?何で話さないの?まさかほんとなの?」
明らかに動揺してる莉南は俺に怯えていた。
"何この人、怖いんだけど。最悪今までのもわかってたの?気持ち悪い"
「じゃ、じゃあ翔夜くん!もう行くね〜!」
"もう話したくない。顔が良かったから近づいたけど最悪だったわ"
莉南は走り去っていった。
みんなそうだ。
俺の能力のことがわかった瞬間離れていくんだ。
父さんも友達もいなくなるんだ。
信じない方がいい。
どうせ傷つくのは俺なんだ。