俺はまた学校へ行かなくなった。
でもみんなにメールを返すようにしてる。
「心配だよ?早く来てね♡」と送ってきた花岡には『ありがとう。頑張るよ』と思ってもない事を。
「どうした?」と送ってきた陽飛には『何でもない』と当たり障りのない事を返信した。
1番メールが来て欲しい人からはこなかった。
もちろん自業自得。
でもやっぱり会いたくて心が音羽さんを求めている。
きっと拒絶されるに決まってるのに。
忘れろ。お互いに忘れなきゃいけない。
なのに、何で俺の1番の秘密を話してしまったんだろう。
その答えは分かる。
彼女なら認めてくれそうだったから話したんだ。