「「「キャーーー!!!!」」」
「王子様〜!」「好き〜♡」「今日もかっこいいなぁ〜♡」
桜樹くんはうるさい。
いや、正確には桜樹くんのファンがうるさい。
桜樹くんはどう思ってるんだろう?
「今日はグループで人生について話してもらいます」
うわまたグループワークか。
「俺は人生とは人の一生だと思います」
ん?そのままじゃん。
「当たり前じゃない?」
だよね!柚羽ちゃん。
「えーだって人生をそれ以外に言い表せなくない?そのままの方がいいと思った」
そんな事を考えていたのか。確かに何かに例えるよりもいいのかな。
「なるほどね、私は喜怒哀楽の連続だと思った」
あー確かに!!
「うんうん!それもそうだね!夏那は?」
「私は、楽しい人生にするために、頑張る過程が人生だと思う」
だめかな?否定される?矛盾してるもんね。
「ん?どゆこと?俺頭悪いからよくわかんないや」
そうだよね。わかりにくいよね。
「人生は楽しくした方が生きていた方がいい。人生をより良くするために頑張って生きることが人生だと思ったんだよね。ごめん、わかりにくくて」
「へーすごいね夏那。私全然わからなかったわ」
共感してくれて嬉しい。
「遥我は?どう思った?」
確かに。気になるなぁ。
「俺は儚いものだと思う」
「ほう、その心は?」
緋磨くんめっちゃニヤニヤしてる笑
「相沢の言うとおり、より良い人生にするために頑張ってる時が、人生かもしれない。でも幸せになるために頑張ってる間に死ぬこともある。幸せは中毒性がある。幸せになればなるほど満足できない。上を目指すほど目標は遠くなって頑張ってる間に人は死ぬ。どんなに頑張っても達成できない時は必ずある。だから儚い」
んーわかるようなからないような.....
「よくわからないけどなるほどね」
「班長!グループに出た意見を発表しろー!」
えっ!!どうしよう。
「は、はいっ!えと、人生とは人の一生、喜怒哀楽の繰り返し、儚いものなどの意見が出ました」
これで大丈夫かな?
「なるほど興味深いな。残りの1つは?」
言わなきゃなのか。
「えっと人生とは幸せになるために頑張る過程の事、という意見です。すみません。言い忘れました。」
「いい意見だ。ありがとう」
はぁ、めっちゃ緊張した。
隣を見ると桜樹くんはなぜか私の方を見ていた。
桜樹くんは私と目が合っていることに気づくと目を逸らしそっぽを向いた。
髪の隙間から見えた耳はりんごみたいに赤かった。
私何かしたかな?嫌われている気がする。そんなに怒ってる?
桜樹くんの事、苦手だけど嫌われるのは嫌だな。
窓の外を見ると雨が降っていた。
「王子様〜!」「好き〜♡」「今日もかっこいいなぁ〜♡」
桜樹くんはうるさい。
いや、正確には桜樹くんのファンがうるさい。
桜樹くんはどう思ってるんだろう?
「今日はグループで人生について話してもらいます」
うわまたグループワークか。
「俺は人生とは人の一生だと思います」
ん?そのままじゃん。
「当たり前じゃない?」
だよね!柚羽ちゃん。
「えーだって人生をそれ以外に言い表せなくない?そのままの方がいいと思った」
そんな事を考えていたのか。確かに何かに例えるよりもいいのかな。
「なるほどね、私は喜怒哀楽の連続だと思った」
あー確かに!!
「うんうん!それもそうだね!夏那は?」
「私は、楽しい人生にするために、頑張る過程が人生だと思う」
だめかな?否定される?矛盾してるもんね。
「ん?どゆこと?俺頭悪いからよくわかんないや」
そうだよね。わかりにくいよね。
「人生は楽しくした方が生きていた方がいい。人生をより良くするために頑張って生きることが人生だと思ったんだよね。ごめん、わかりにくくて」
「へーすごいね夏那。私全然わからなかったわ」
共感してくれて嬉しい。
「遥我は?どう思った?」
確かに。気になるなぁ。
「俺は儚いものだと思う」
「ほう、その心は?」
緋磨くんめっちゃニヤニヤしてる笑
「相沢の言うとおり、より良い人生にするために頑張ってる時が、人生かもしれない。でも幸せになるために頑張ってる間に死ぬこともある。幸せは中毒性がある。幸せになればなるほど満足できない。上を目指すほど目標は遠くなって頑張ってる間に人は死ぬ。どんなに頑張っても達成できない時は必ずある。だから儚い」
んーわかるようなからないような.....
「よくわからないけどなるほどね」
「班長!グループに出た意見を発表しろー!」
えっ!!どうしよう。
「は、はいっ!えと、人生とは人の一生、喜怒哀楽の繰り返し、儚いものなどの意見が出ました」
これで大丈夫かな?
「なるほど興味深いな。残りの1つは?」
言わなきゃなのか。
「えっと人生とは幸せになるために頑張る過程の事、という意見です。すみません。言い忘れました。」
「いい意見だ。ありがとう」
はぁ、めっちゃ緊張した。
隣を見ると桜樹くんはなぜか私の方を見ていた。
桜樹くんは私と目が合っていることに気づくと目を逸らしそっぽを向いた。
髪の隙間から見えた耳はりんごみたいに赤かった。
私何かしたかな?嫌われている気がする。そんなに怒ってる?
桜樹くんの事、苦手だけど嫌われるのは嫌だな。
窓の外を見ると雨が降っていた。