「ぼくねー、大きくなったらなつなちゃんとけっこんしたいな!」
え!わたしもはるかくんのことがすきだからうれしいな。
「えー!はるか!こんなやつとけっこんすんの?ぜったいさよの方がいいよー?こんなやつのことが好きになるとかはるか、しゅみまるー!」
ひどい....!さよちゃん。はるかくんをばかにするなんて。
わたしはいいけどはるかくんはだめだよ。
「はるかくん....!」
ごめんなさい、わたしのせいで。
「そっか、じゃあさよちゃんとけっこんしようかな」
え.....?さっきわたしにけっこんしたいっていってくれたのに。
「はるかいいねー!」
さよちゃんとはるかくんはおててをぎゅってしてた。
ひどいっ!うそつくなんて。
「はるかくん.....ひどいっ!」
ふたりを見ないように、はるかくんを見ないようにはしってにげた。
ふたりがおててをぎゅってしてるのを見たくない。
もうあそこいきたくない。
めからおみずがでてくる。
こころがいたい。かなしいよ。
わたしはそこからほいくえんにいかなくなった。
いや、行けなくなった。