目の前のこの担任は何をふざけた事を言っているのだろうか?妾達は寝たりなんてしていないししないというのに。妾達が幾ら嫌だからと言ったところで寝ればあやつらに付け入る隙を与え、攻撃されるだけだと解っていながら寝るような馬鹿だとでも思っているのか?
マレフィア「小物如きが……。」

ーーーーヒュオォォォーーーー

ローズ「機嫌を直してちょうだい、マレフィア。私達まで凍えてしまうわ。」
ヴィレル「そうよ。それに今更そんな小物相手に怒る必要なんてないでしょう?」
マレフィア「それもそうね。こんな小物如きに怒ってしまうだなんて恥ずかしいわ。」
アーシェ「おや、あのマレフィアさんの恥を見れるとは、なんて嬉しいんでしょう。」
ヴェール「そんな事言ってないで教室を温めないと。マレフィアに巻き込まれてまた何かふざけた事言われるなんてごめんよ。」

あぁ、そういえばこの時代のヒトの子達は、いや、どの時代もヒトの子達は驚くほど弱く、もろいのだったな。すっかり失念していた。