【プロット】精神病でも異世界行ったら美少女たちとスローライフを送りたい

物語の世界観
現実の世界とは異なる異世界ネフューム。
そこでは魔法が当たり前の世界。
火、水、風、土、光、闇の6属性の魔法が存在しており、仕事などは大半が魔法で行われている。
中世ヨーロッパのような世界(ドラゴンク○スト風の世界)で、車や電話などはないが、風の魔法で声を伝達したり、小型の竜のような生き物のドアラが引く車で移動したりする。
人間と対立する魔族や魔物もいて、冒険者ギルドや騎士団が魔物を討伐している。
主人公の鈴木優は6属性に属さない病み魔法を異世界転移時、女神ネフュームから授かり、使える。6属性全ての特性を持ち、心の強さでいくらでもその威力を増すことができる。
心の強さで威力を増すことから、スローライフで心を休ませて威力をどんどん上げて快適に生活していく。

主要キャラクターの説明

鈴木優(すずきゆう)……18歳から謎の幻聴と不安感に悩まされる(その後これは女神ネフュームの声だとわかる)。10年間、病院と自宅だけの日々だったが、病み魔法使いとなったことで心に余裕が生まれ、また、美少女たちを守ると誓い腹をくくって辛くても楽しく生きている。
元々は獣医に憧れていた優しく、責任感のある聡明な青年。ただ、精神病生活になり、大学進学も就職も諦めて、全てを失い、自信をなくしている。現在の体型は太っている。痩せればイケメン。

音芽桜(おとめさくら)……現役人気美少女アイドルでうつ病。18歳の高校3年生。ファンからストーカー行為を受けたり、アイドル仲間からの嫌がらせなどで精神的に参っていた。嘘の笑顔で生きてきたが、優と出会い、本当の笑顔を取り戻す。優のことを好きになっているが自覚はない。異世界でも病みの魔法を使ったアイドル(歌手)として活躍している。異世界にもアイドル文化を広めたいと思っているのだが、なかなかうまくいかない。少数の音芽親衛隊が異世界にもいる。戦闘能力は優の次に高い。仕事以外は基本寝ている。無気力で何もする力がでないらしいが、アイドルの仕事だけは頑張れる。

中村知美(なかむらともみ)……中村クリニックの医師で親の代から心療内科を引き継いだ美人医師。27歳。浪人して私立医大に進学。無表情であまり感情を表に出さない。また、男性と付き合ったこともない。それは知美を医者にするために親が過保護かつある種の虐待を与えていたからだった。彼氏ができても両親の力で別れさせられる。それは医者になった今でも続いていた。性格の悪い大病院の院長と政略結婚をさせられそうになり、現実が嫌で嫌で仕方がなかった。そんな時、異世界ネフュームに転移する。病み魔法は使えないが、知識と科学の力で困難を突破していく。本当は童話作家に憧れており、この世界での出来事を小説にしている。優とは患者と医師の関係だったが、次第に心を開き、優に惹かれはじめている。

ネコマタ……不安障害のネコマタ。ひとりで留守番ができない寂しがり屋。この世界では精神医学というものがなく、優に出会って病気を治していく。戦闘能力がものすごく高い。また火属性の強力な魔法も使うことができる。外見は中学生くらいの少女で。ぺったんこ。優と暮らしていくうちに優のことが大好きになり、優との赤ちゃんを作りたいと思っている。

セシリア・ブライド……異世界ネフュームの聖騎士の女性。長い金髪と美しい碧眼の美人な20歳。魔物討伐の際、性的かつ屈辱的な拷問を受けてトラウマになっている。自分は穢れていると思い込み、聖騎士の引退も考えて悩んでいた。知美医師の診察でセックス依存症と診断されるが、純潔を守りたいセシリアは優との出会いでエッチな自分を受け入れて、聖騎士をやめて一緒にスローライフを送っている。清純そうで、ヤンデレかつかなりどえっちな性格。だが、それも優は受け入れている。
第一話

家に引きこもっている優に謎の声が聞こえる。幻聴、不安障害。進学校に通う優秀な生徒から大学にも行けず、就職もできず、人生真っ暗になってしまった。こんな自分でも恋がしてみたいと思うが、無職では結婚相談所にメールを送っても働いてから相談してくださいと断られてしまう。暗闇から体を起こし心療内科に行くといつもより耳鳴りがひどい。なんとかへとへとになり吐き気を我慢しながら待合室に着くと、そのまま意識を失い、待合室ごと異世界ネフュームに転移してしまう。転移したのは3人。鈴木優と音芽桜、医師の中村知美だった。鈴木優は幻聴は女神の声だと知り、病み魔法が使えるようになる。
王様やお姫様の前に召喚された主人公たちは聖騎士セシリア・ブライドに剣をつきつけられながら、魔王討伐を手伝うように頼まれる。そのため、実力を見せるためにセシリアと優は戦うことになるのだが、結果は病み魔法の力で優の圧勝。だが、魔王討伐よりも先にまず病気を治しておきたいと考える優は有事の際に魔物討伐のために力を貸す代わりに領地を与えられ、美少女たちとスローライフを送ることになる。

第二話

のんびりと暮らしている優の元へ、お城で敗北したセシリアがやってくる。自分は悪魔に取り憑かれているかもしれないから異世界の力で治療してほしいと頼んできた。知美医師の診断の結果、セシリアはセックス依存症。かなり屈辱的なことを魔物討伐で捕まった時にされたらしい。治療のためと、優に負けたことから、優のお嫁さんになることを誓う。聖騎士をやめて、優の弟子となり、冒険者になる。
スローライフ生活にも慣れてくると、桜はアイドル活動を始めたいといい出す。この世界ではアイドルなんて文化はないし、ダメかと思ったけれど、歌手としてやっていく道を見つける。他にも巫女として領地の豊作を祝う祭にもでることになる。領地を襲う魔物ネコマタの討伐を依頼されるが、それは食べ物がないだけのやさしい獣人族だった。ネコマタとも仲良くなりスローライフはまったりと、優の恋人の座争いはますます激しくなっていく。

第三話

スローライフを送りながら、知美医師に診察してもらっていた優。幻聴は女神様のこえだとわかり、精神医学とこの世界の関係性に興味が出てきた知美先生。もともと童話作家に憧れていたこともあり、先生と優はふたりでお城へ買い出しに行くことになる。デートみたいだと笑う知美先生は自身の過去とも向き合い始め、使えなかった病み魔法が使えるようになった。いや、正確には最初から使えていたのだ。叶えたい夢はあるのかという話になり、先生は童話作家になることを、優はこの世界でスローライフを送りながら獣医師(ビーストヒーラー)なることを目指し始める。そんなふたりのもとに王様から使い兵士たちがやってきた。魔族との戦いが激化しており、力を貸してほしいとのことだった。スローライフ生活を満喫するために、さっさと魔物討伐へと向かう優たちだった。
王様に頼まれたら異世界からやってきた英雄として魔族を討伐し、困っている人たちを助けていく優たち。感謝をされることで少しずつ自己肯定感も上がっていき、最初はうまくいかなかった領主生活もお互いの長所を組み合わせることで乗り切っていった。幸いこの世界の文字や言葉が何故がつかえるみたいだし。頭の良さや科学の知識では知美医師の力が特に大きく力になった。
敵対していた魔族すらも治療する優はやがて魔族側の謎も知るようになる。
それはこの世界はもともと魔族が支配していた暗い闇の世界で、そこにある時光が差し、女神と人間がやってきたというものだった。人間たちのほうが侵略者だったのだ。
それまでの世界は強いものが全てを手にする自分勝手な世界だったという。その考え方は否定しつつも、自分たちが侵略者側だと知った優は魔族も人間も共に住める街づくりを積極的に目指していく。
歴史の暗部を知った優たちはやがて人間の作ったネフューム教会から狙われるようになる。女神からの声はもう聞こえなくなってしまった優はネフュームから真相を聞くために魔族たちとともに女神ネフュームの声が聞こえる神の山へ訪れる。
そこで優は人間を救うか魔族を救うのか選択を迫られる。優はどっちも救いたいと答え、女神ネフュームは魔族のプリンセスと人間のプリンセスを嫁にして、新たな国を作るように指示される。この世界は一夫多妻制らしい。魔族と人間から爵位を与えられ、さらに広大な領地を獲得していく優。スローライフを送りたいのになかなかスローライフを送らせてもらえないのであった。
そんな優であったが今度は誰が第一妃となるかで揉める女の子たち。最初に子供を産んだら妃だろうと女子たちは話し合い、優の貞操に危機が迫っていた。いや、ついに優の念願だった童貞卒業の日か!?
さらにはスローライフを送る優を国家への反逆者として狙うものまで現れる。
優たちのドタバタ異世界冒険はまだまだ終わらない様子だった。

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