ーー私には二つの世界がある。
この現実世界と現実世界で呼ばれる異世界ファンタジーに生きる私だ。
物心付いた時から私にとってそれは当たり前の事で普通だと思っていたけれど、成長するにつれ、それは夢と呼ばれ現実には無い事を知った。
それを知った時、子供の頃の私はなんてリアルな夢なんだろうと思った。
匂い、感触、痛み....
その世界に生きている人達が本当に実在するかのようだったからだ。
家族や友達の名前も、その世界で食べた大好きな味も現実に戻ってもまだ尚鮮明に覚えていた。
そしてその夢は私が成長するにつれユナも同じ時を刻んでいた。
ユナは異世界であるASÖRの世界に存在する年齢も生まれた月日も私と全く同じ女の子。
夜眠りに落ちると私はその子になり、そしてユナが眠ると同時に私はゆかりに戻る。
それを夢と認識するのに違和感を感じ始めたのは遅くは無かった。
だから私は確証を得るためとある事を実行した。
それは...
ユナになった時、思いきり自分の頬をつねった。
(ゆかりの時は一度もした事無いのに)
...............
――普通に痛かった。(泣)
だがそれではまだ不安だったので、ユナの妹であるルーシャに頬をつねって貰った。
――つねられた頬の痛さより、自分の(頭)を心配するルーシャに胸を痛んだ。
だけれどそれで分かった事がある。
私は夢では無く本当にこの異世界に「ユナ」として生きているんだと。
どうして「ユナ」として異世界で生きているのか?
何故私だけにこんな事が起きているのか?
何の...目的で?
張り巡らされた私の思考は歪なまま
何一つとしてその謎は解明されていない。
今はまだ。
だけれどこれを気に、私は日記を書き始めたのだ。
私がゆかりで、そしてユナであったと言う確かな証拠を一つでも残せる様にと。
そしてこの物語はその日記に綴られた、そして綴られていく。
二つの世界に生きる、私の物語だ。
この現実世界と現実世界で呼ばれる異世界ファンタジーに生きる私だ。
物心付いた時から私にとってそれは当たり前の事で普通だと思っていたけれど、成長するにつれ、それは夢と呼ばれ現実には無い事を知った。
それを知った時、子供の頃の私はなんてリアルな夢なんだろうと思った。
匂い、感触、痛み....
その世界に生きている人達が本当に実在するかのようだったからだ。
家族や友達の名前も、その世界で食べた大好きな味も現実に戻ってもまだ尚鮮明に覚えていた。
そしてその夢は私が成長するにつれユナも同じ時を刻んでいた。
ユナは異世界であるASÖRの世界に存在する年齢も生まれた月日も私と全く同じ女の子。
夜眠りに落ちると私はその子になり、そしてユナが眠ると同時に私はゆかりに戻る。
それを夢と認識するのに違和感を感じ始めたのは遅くは無かった。
だから私は確証を得るためとある事を実行した。
それは...
ユナになった時、思いきり自分の頬をつねった。
(ゆかりの時は一度もした事無いのに)
...............
――普通に痛かった。(泣)
だがそれではまだ不安だったので、ユナの妹であるルーシャに頬をつねって貰った。
――つねられた頬の痛さより、自分の(頭)を心配するルーシャに胸を痛んだ。
だけれどそれで分かった事がある。
私は夢では無く本当にこの異世界に「ユナ」として生きているんだと。
どうして「ユナ」として異世界で生きているのか?
何故私だけにこんな事が起きているのか?
何の...目的で?
張り巡らされた私の思考は歪なまま
何一つとしてその謎は解明されていない。
今はまだ。
だけれどこれを気に、私は日記を書き始めたのだ。
私がゆかりで、そしてユナであったと言う確かな証拠を一つでも残せる様にと。
そしてこの物語はその日記に綴られた、そして綴られていく。
二つの世界に生きる、私の物語だ。