「…グレー……」 次の日の夜10時頃。 全身グレーで統一された羽周に会った。 「黒と…グレーの色のもの……しか…持ってなくて……。 南十井さんは………明るい……ですね……」 わたしはキャップからスニーカーまで蛍光のイエローで統一した格好をしている。 「仕方ない…。 わたしのキャップ貸してあげる」 被っていたキャップを羽周に被せる。 「少しは明るくなったね…。 じゃあ、やろうか!! ごみ拾い!!!」