家に着いたわたしは2階の自分の部屋のベランダに居て、帰って行く羽周を見ていた。

フードは……被ってないね…。



『家まで…送ります……』

『ごみ拾いの最中でしょ?
大丈夫! 一人で帰れるから!!』



いつも一人で帰ってるし。



『女性が……夜…一人で歩くのは……危ない…』

『羽周と一緒に歩く方が危ないから。
全身黒で遠目から見たら不審者にしか見えないよ!』

『不審者……』



……言い…過ぎたかな……。