「……うら、由来?起きて」
……はっ。
ここは、家?
私を誰かが運んでくれたの?
……そうだ、優輝くんはっ……?
「……優輝くん、死んじゃったみたいで……気にしちゃだめよ、貴方は、悪くない、からっ……」
……うううっ……。
私の、せいで……。
「ごめん、なさい。ごめんなさい……!」
「謝る事ないわ。とにかく、今日は寝ていなさい。いいわね?」
「う、ん。分かった……」
そう返事をして、私は仰向けになる。
そして私は、いつの間にか夢に落ちていた。
「由来、結婚しよう」
「……!喜んで!よろしく優輝くん!」
……はっ。
また、変な夢。
でも、さっきの夢は……。
ーー私の、理想の未来だったなーー