翌日。
「……おはよう、優輝、くん……」
元気なくそう言うと、優輝くんが心配そうに顔を覗きこんできた。
私は昨日の夢を見てから、優輝くんの事を見るのさえ怖くなってしまった。優輝くんは、私を見てこう言った。
「……今日、なんで元気ないの?」
そう聞かれ、ビクッとする。
「それは……」
「!由来、危ない!」
キキーッ!
あの夢のように、あの音が鳴った。
そして私は、泣いていた。
ーーあの夢を見たときのようにーー