翌日。
私は朝早くに優輝くんの家に直行した。
あの夢で優輝くんに悩みがあるんじゃないかと思うと、いてもたってもいられなくなったからだ。
優輝くんの家の前に立ち、ピーンポーンと家のチャイムを押した。
すると、すぐに優輝くんのお母さんが来てくれた。
「おはよう由来ちゃん。どうしたの?」
優しく微笑んでくれた優輝くんのお母さんに、笑顔でこう言った。
「おはようございます!突然すみませんが、優輝くん居ますか?聞きたい事があって……」
少し迷惑かな、と思ったけれど、優輝くんのお母さんは快く了承してくれた。


「……どうしたの?こんな朝早くに」
しばらくして、優輝くんが、外に出てきた。
その様子はいつも通りで、少しほっとする。
「……あのさ、優輝くんって、悩み、あるんでしょ?」
小さな声でそう言うと、優輝くんは一瞬動揺した……ように見えた。
……もしかして、ただの勘違い?
「なっ、ないよ!それよりさ、今日は用事が出来てさ。遊べそうにないんだ。ごめんね」
……?
その言葉に、少しひっかかった。
優輝くんは、用事なんて滅多に無かったのに。
珍しいなと思いながら、私はコクリと頷いた。


うーーーーん。
私は、夢の中に落ちていた。
……キキーッ!!
そんな音と共に、私は見てしまった。
ーー優輝くんの死体をーー