「ユイさん、見て見て」
その次の、そのまた次の週末、私は『悩める人のためのカフェ』にいた。
もうあれからも何度か通っていて、その度にココアを頼むのが恒例になっている。
私がユイさんに手渡したのはこの間のテストの結果。
「前回のテストよりもずっと点数が上がったんです」
「ほんとだ、特にこの科目一気に点数上がってるよ」
「今までは順位あげることに必死で、苦手だったその教科捨ててました。そっちの方が効率がいいと思って。
でも私、本当は3年生になったら大学入試でこの教科使うんです。だから勉強方法工夫してみようと思って、やってみたら前よりずっとわかるようになりました」
実のところ、順位は前回より下がっていた。問題のレベルが低かったのか、他の人がすごくがんばっていたのか、それはわからない。
でも自分のための目標を立て、自分のための方法を実践して、結果を出せたおかげで心は満たされていた。
「少しは自信もてた?」
ここへ来るたび、ユイさんはたくさん私にアドバイスと勇気づける言葉をくれる。
今回はそのおかげでがんばってこられたんだと言えるだろう。
私は大きく頷いた。
その次の、そのまた次の週末、私は『悩める人のためのカフェ』にいた。
もうあれからも何度か通っていて、その度にココアを頼むのが恒例になっている。
私がユイさんに手渡したのはこの間のテストの結果。
「前回のテストよりもずっと点数が上がったんです」
「ほんとだ、特にこの科目一気に点数上がってるよ」
「今までは順位あげることに必死で、苦手だったその教科捨ててました。そっちの方が効率がいいと思って。
でも私、本当は3年生になったら大学入試でこの教科使うんです。だから勉強方法工夫してみようと思って、やってみたら前よりずっとわかるようになりました」
実のところ、順位は前回より下がっていた。問題のレベルが低かったのか、他の人がすごくがんばっていたのか、それはわからない。
でも自分のための目標を立て、自分のための方法を実践して、結果を出せたおかげで心は満たされていた。
「少しは自信もてた?」
ここへ来るたび、ユイさんはたくさん私にアドバイスと勇気づける言葉をくれる。
今回はそのおかげでがんばってこられたんだと言えるだろう。
私は大きく頷いた。