「次はお前や、本山ァ!!」
ドッゴォオオオ!!「うごぇあ!?」
大声を発するとともに、次の標的...本山純二に渾身のドロップキックをくらわせて吹っ飛ばす。
「お前はこうやって、傷ついて蹲っていた俺に思い切りドロップキックを当てて遊んでたよな?泥のついた靴で顔面を、背中を何度も両足を揃えて思い切り蹴り飛ばしたっけなァ?大したダメージじゃあなかったけどな?あの時はただただ不快で屈辱やったわ!!
思い知れ、これが本当のドロップキックやっ!!」
ドッゴォ、ベキバキゴキボキィ!「ぐおぉおお、ご、ふぅ...っ!!」
二回目は背中にモロに命中し、背骨をへし折っていく。三回目は仰向けにさせて腹のど真ん中にくらわせる…内臓が破裂した。四回目は顔面に激突…鼻が陥没して顎が砕けた。
もちろん死なないようにしっかり治療する。何度も壊して治してと、壊れて良い玩具のように乱暴に遊び続ける。
「ほらお前も!以前まではこうやって弱った俺を!玩具にして痛めつけて遊んでいたよな俺で!!今度はお前が!無様に甚振られる番や!!」
「がふぁ!!あ”っ、もっ、キックは、やめで...っ!!」
「はぁ?キックは嫌かぁ?俺もそう言ったのにも関わらずお前はゲラゲラ嗤いながらどうしてたっけー?」
ガッ!ドッ!ボキィ!バキッ!ドスッ!ゴッ!
「ぐぁ!ごぇ!ぐぉお!だ、ずげ...ぎゃああああ...っ!!」
「 “止めて”とか、 “誰か”とか、言っても応えてくれない様を見てそうやってゲラゲラ嗤ってた奴に、助けなんか来ると思ってんのか?止めてくれると思ってんのかこのクズがぁ!!」
さらに苛烈に甚振る。俺自身もだいぶ熱が入り、目の前のこのクズを殴って蹴りまくった。
「お前は!小学高学年になるとクラスでボス面気取ってイキり出してたよな?6年生になったら不良ぶるようにもなって、クラス・学年ともにカーストトップを気取っるようになった。
自分が常に中心にいるとか思って、自分に歯向かう態度取った奴には暴力振って、そんな最低なことばかりするお前は、根からのクズだ!」
目玉や頬を蹴りまくる。
「小6で同じクラスの時、俺にちょっかいかけて、気に入らんだの意味分からん因縁つけて喧嘩ふっかけてきたよな!その時はお前無様に負けたけど、その後お前は俺に何をした?直接喧嘩しなくなったかと思えば、陰湿な嫌がらせをすることに切り替えて、俺をネチネチ攻撃してきたよな!?どんだけ俺の教科書とかノートとか破いたり汚したよお前はぁ!?」
脇腹やみぞおち部分を何度も蹴りつける。
「で、中学では谷里らと徒党組んで強くなった気になって。奴と一緒に俺を締めた後、喧嘩で自分が勝ったとか吹聴して回って!まるでお前が俺より喧嘩が上みたいなことほざきやがって!!
お前のどこが!俺より強いんじゃ!?このゴミクズがっっ!!!」
殴る蹴る刺すド突く踏む叩きつける…あらゆる打撃を激情を乗せて本山に全てぶつける。
本山の皮膚は破け、肉は断たれ、骨は折れて砕けて、内出血があちこち発生して、指は全て変な方向に曲がって、眼球が片方潰れて......谷里の時と同じように物理的に、それも素手で本山という存在を壊していった。
「あ”......ごあぁ...!い、でぇ......いだ、い”...よお”......っ!」
「ハァ~~~けっこう運動したわ、殴打しまくるのも体力要るなー。というわけで休憩がてら精神的拷問をくらえ!!」
すかさず闇魔術で死すれすれの地獄拷問を体験させる幻術に嵌めてさらに甚振る。怪物に半身を食わせたり、錆びた刃物で雑に斬ったり、腐肉と糞尿が混じった水槽に沈めてさらにそれらを食わせてみたり、プラスチック爆弾で体の部位一つ一つを消し飛ばしたり、ミキサーの中に全身を入れてぐしゃぐしゃにして潰したり等々、今思いつく限りの地獄を体験させてやった。
「いやだぁ、助けて!!もう赦してくれェ!!俺が悪かった!!もうあんなことせーへんからここから出してくれええええっ!!!助けて、誰かあああああっ!!!」
「お前みたいなクズはどうせ再犯するに決まってるやろ!未来の闇金クズ野郎がっ!!
お前みたいな人間は俺はもちろん、将来的に誰も必要とせーへんわっ!!調べたところお前の親もお前のこと諦めてるようやわ!お前なんか家族からも必要とされてへんのや、この国の不要な粗大ゴミが!!!」
身も心も散々甚振られて精神崩壊手前まで追い込んだ本山の耳を掴んで、デカい声でさらに精神的苦痛を与えてやる。
「そ、んなわけ...あいわ...!母ちゃんは......ぞんな、ご......」
「いいやあるね!ていうかお前はあれだけ俺や他の生徒どもに不快感と苦痛と屈辱を与えておいて、自分は愛される人間やと思ってんのか?」
本山をギャラリー生徒どもに見えるように投げ捨てて、あいつらに質問してみる。
『この中で、このクズ野郎の被害に遭った奴は挙手して、このクズ野郎に何か言ってみろ!』
「カツアゲされた!」「いきなり殴られた!」「パシリにも行かされて、断ったら虐めに遭った!!」
「あいつはクズや!」「人に迷惑と被害しか与えへん最低のゴミ野郎や!!」「死んだ方が良いクズや!!」「早よ殺されろ!!」「死ね!」「死ね!!」
《さっさとこの世から消えろっっ!!!》
数秒待たずして出るわ出るわ、被害報告と本山に対しての罵詈雑言と死を願う言葉の嵐が。もはや暴力。多数の非難は暴力と化す。
ははは、本山の奴必死に耳を塞ごうとしてやがる!そうはさせまいと両腕をスパっと斬り落として防いだが。お陰で奴らの罵詈雑言が丸聞こえになり、当の本人はガタガタ震えて蹲っている。
「あっははははははは!!たくさんの人を理不尽に虐げたから全部自分に返ってきたんや!お前はもはや存在が赦されへんゴミクズになったってこと理解しろ!!
そして......とっととそのクソ命を終えろぉ!!!」
“苦しんで死ね”
「わ”悪がっだ、杉山ぁ、みんなあ”...!!ぎゃああっ!!こ、れからは改心ずるがら...っ!!いぎああああ”あ”!!たずげでぐれぇ!!みのがじで、えええ”え”...!!!」
「知るかバーカ!!そうなりたくなかったんなら最初からイキったり俺に下らんちょっかいかけんかったら良かったんやろうが!全部お前の下らない行いがコレを招いただけやろが、諦めて苦しんで死んどけゴミが!!」
「ああ”あ”あ”あ”あ”...!お、お前なんか、虐めなきゃよがっだ...!俺は、ごんな化け物を”怒らせてしまぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”.........!!!」
後悔の言葉と本山の汚い血が同時に溢れ出て、そのうち壊死した肉も落ちていき、原型を留められないくらいに崩壊していった。
「ぎゃははははははははははっ!!お前に相応しい気持ち悪い最期や!!お前なんか人の尊厳一切奪われて命潰されるのがお似合いや!!俺を散々虐めた報いや!!無様に死ね、本山純二!!!」
俺が叫んだと同時にドパンと奴の全身が弾けた。楽しい復讐がまた一つ終わった。
『五人目~!!』