『うわっ、マシュマロかよ〜』

 チーネとのキスは苺ミルクの味がして、背中に手を回して抱きしめると、弾力のある雲みたいにフワフワしていた。

『戦っている時のチーネとは全然違くて、バネの筋肉がパイ生地になり、生クリームとカスタードが盛ってあるみたいだ。胸とお尻はフルーツ。白桃みたいな甘い香りがするぞ〜』

 ソングはチーネの胸の布巻きを外して乳房の生クリームに顔から突っ伏し、お尻を手のひらに包んで、紐パンを摘んで引っ張って(ほど)く。

「優しくしてね。だってソングのアソコ、すごいんだも〜ん」

 チーネが猫みたいな声で甘えて、ソングの大きくなったアソコに触れ、黄金色の髪が揺れて小麦粉が宙に舞ってキラキラ輝いている。

『ひえー』と心では快感の叫びを上げながらも、ポンヌに言われた恋のマニュアルを想い出して、チーネの耳元で優しく囁く。

「チーネ。これが俺の大好きなチーネなのか?異世界のドマン中で愛を叫ぶぅ……」

 ソングは興奮を抑えきれず、『ああ〜、ダメだ。恋のマニュアル通りにできそうもない』と、アソコがチーネのアソコの中へ入って、愛の告白は喘ぎ声になってしまう。

「ソング。チーネも初めてなんだ。愛の蜜が溢れ出して、薔薇色の花が咲きそうだよ」

 チーネはソングの敏感な部分を蜜で濡れた花で包み込み、ゆっくりとお尻を振って花びらを擦り付けた。

 ソングはその愛の蜜の中に吸い込まれ、ハート形の星空の宇宙に放り込まれ、愛液を宇宙空間に放出する。

『アッ、アゥア〜』

 押し寄せる波飛沫にチーネも絶頂に達し、耳の花冠(かかん)の蕾が花のように開いて、内耳器官のメシベがオシベの花粉で受粉し、チーネは妖精の原始型に戻って縮小し、ソングの精霊秘体に入り込み、宙に浮かんで体の中に隠された不思議な物体を発見した。

『剣と盾……?』

[妖精について]
・妖精の見かけは人間とそれ程変わりないが、耳が花冠(かかん)の形状に似ている。
・蕾の外耳が花のように開いて蜜で溢れると、内耳にあるメシベがオシベに受粉して体が急速に縮小して蝶の羽が生えて飛ぶ事ができる。
・それが本来の妖精の姿であり、花粉の授粉は性的な快楽物質ドーパミンが分泌されて起きると言われているが、魔法の領域であり科学的理論では証明不可能であった。
・縮小率も数ミリまで自在に小さくなれると言われるが、愛と精霊の反応なので体現した者は少ない。
・妖精は体の変化だけはなく、視力と霊力がアップして魔法を見透す能力を得る。


 チーネは背中に蝶の羽を生やし、精霊の目でソングの体の中に秘められた強力なアイテムを見通した。

『美しくも超剛性の剣が背骨に埋め込まれ、防御の呪文、十字のチェーンが刻まれた盾は臀部に隠されている。これは勇者ゼツリの剣と盾か?』

 そしてチーネは股間付近を見て更に驚愕した。ドラゴンのエネルギーが睾丸に備蓄され、性器に潜むドラゴンが出現して、口から火を吹き始めたのである。