西暦2007年、1月9日──
奴らは突如として地球上に現れた。
人類は絶滅の危機に瀕していた。


「はぁっはぁっ、くっそ、まだ追ってくるのかよ！」
「隊長！　このままでは追い付かれます！」
我々は今、雨が降る夜の町中をフード付きマント着ながら、空中機動兵器を使って、追ってきているロボットアーマーを付けた敵二人と戦闘用ロボットから逃げていた。
「目標確認、敵ロックオン！！」
「おいおい、マジかよ」
戦闘用ロボから複数のミサイルが飛んできた。
「ぶっ飛びやがれ！　このデカブツ！！」
兵の一人が躱しながらロケットランチャーを使い、戦闘用ロボに当たった。
「しゃあ！」
喜んだのも束の間、横から来ていた敵に気付かなかったのだ。
「ぐあぁぁぁぁああ！！」
兵の一人は敵に斬られ悲鳴を上げた。
「……すまん」
隊長は悔しい思いを歯を食いしばって耐えながら、前へ進んだ。

「ぐはぁっ！！」
隊長は敵の銃弾をくらって体勢が崩れ、路地の壁近くの地面に落ちた。
敵は地面に降りて、ゆっくりと隊長に歩み寄る。
そして、隊長は何とか立ち上がり剣を構えた。
「フッ、ここが俺の墓場かよ。笑っちまうよ」
敵は剣を構え、さらに隊長に歩み寄る。
「なーに、勝手に死のうとしてんの？」
死ぬ覚悟をした時、突如頭上から死神の鎌を持った少女が鎌を振って敵を一掃した。

「ふふっ、ご馳走さま♡」