「お、おう……? 」

リィナムとゴブリン達が居たはずの地面を交互に見ながら、頷く。

「やっと擬人化できた……これでご主人様を守れる!! それにそれに……うへへっ」

「あ、あの、助けてくれてありがとうございますにゃ」

おそるおそる近づいてきた、ゴブリンに襲われていた銀髪の少女が、ぺこりとお辞儀してきた。

「僕は何も出来なかった……お礼ならリィナムに言ってあげてくれ」

「リィナムさんもありがとうございますにゃ。お二人が助けてくれなければ今頃殺されてたですにゃ。命の恩人様ですにゃ〜! 」

「君はなんでこんな場所に? 僕が言うのもなんだけどここって割と危険だよ。Cランクくらいじゃないと」

ゴブリン単体はDランク冒険者でも倒せるが、群れとなると苦戦を強いざるを得ない。

ましてや僕みたいなFランク冒険者は一体だけでも命の危険がある。


「冒険者ギルドのクエストで薬草をつみにきたんですにゃ……けど中々最後の一つが見当たらなくて探していたらこんな奥まできてしまってたのですにゃ」

「なるほどね。それで最後の薬草は見つかったの? 」

「まだ見つかってないのですにゃ……」

「じゃあ僕たちも一緒に探すよ! 皆で探した方が早く見つかるだろうし」