わたしが全ての買い物を終えた後の空はとても暗かった。春の夜でもこんなに暗くなるんだな。青空が綺麗だ。と、私が空を目とれていた時、どこかで聞き覚えのある声が聞こえた。
「何、今日紗織と2年生がもめただと。」
あ、パパの声だ。パパ、今日あったこと知ってるんだ。隣にいるのは誰だろう。もしかして晶!?そうだったら昼間のことは確信だな。
盗み聞きというわけではないけど、わたしはパパがいる方に耳をすました。
「はい。わたしがいない間だったのですので、詳しいことは知らないのですが、部長の永瀬から聞いた話では紗織さんは特に悪くないということでした。今後このようなことが起こらないように、また対策を取ります。」
あー。これ顧問の田中先生の声か、ほんとよかった。でも、後ろに人影が。まぁ通り過ぎの人だよね。ここに晶がいたらわたし晶のこと信用できなくなるからな。まぁ、昼間のは勘違いってことで。あー、スッキリした。よし!早く家に帰って今日買った漫画でもよもっかな。
私は家に帰ってリラックスモードで漫画を読んでいた。ガチャ、玄関から音がした。パパが帰ってきたんだ。私は、少し気になったので玄関に走って行ってみた。そこには、いつものパパ?いや少し怒ってるパパがいた。パパは基本怒らないと会社の人とかママは思っている。でも、本当は違うんだ。パパはほんの少しだけ眉毛が上がっていて、唇が少しとんがってるんだ。今日はいつもより眉毛が中によってる。こんなに怒るんなんて、初めてみたかも、何で怒ってるのかな。私が考えているとそこにママが来た。
「2人とも、何してるの?ご飯できたよ。」
「うん?あ、あー。紗織いつからそこに?」
「ついさっきだよ。てかさパパ今日なんかあった?」
「何にもないよ。どうして?」
笑顔で聞いてきたパパうさんくさい笑顔、ママは気づいてるかな?私がずっと無言でいるとパパは不思議そうに私をみてきた。私は正直に言って困った。本当のことを言ってもいいがママの前だし普通にパパにはぐらかされるから言っても意味ないのではという意見か、パパがこんなに怒ってるのは珍しいから聞いた方がいいという意見で迷っていた。まぁでもー
「いや、今日本屋の目の前でさパパ見つけてさ、田中先生と話してたから何してたんだろうかなって思って。」
パパは少し視線を落として無言になった。
やっぱり聞くだよね!てか何も喋らない!?聴いてよかったのかな。でも、昼間の晶のこともあるしね、やっぱり少し納得いかないんだよな。あそこでパパが田中先生と会っていなかったら不思議に思わなかったけど。昼間もめた時には田中先生はいなかった。なら何で知ってるのって話になるよね。そこで考えられる理由はふたつ。ひとつは、晶が田中先生に言った。もうひとつは、部長が言った。だけどさ、晶が言ったらもっと大ごとになってそう。
これで大したことじゃなかったら晶を信じよう!
パパはずっと閉じてた口を開けた。
「あー。少し話をしてただけだ。」
「だから、」
私が言う声にあわせてパパはしゃべってくる。
「そういえば、聞いたぞ。バレー部入るんだってな。もう、大丈夫なのか?」
「うん。大丈夫だよ。心配かけてごめんね。」
本当は大丈夫なわけがない。でもパパの前だけでは...
「大丈夫ならよかった。これからも頑張ってな。応援行ける時は行くから。」
パパは片手を私の頭に置いて優しく撫でてくれた。なんか久しぶりだな、この感覚、頭からパパの温もりが伝わってくる。やっぱり、パパは何にも隠してない。だって、パパだもん。私に嘘をつけるはずがない!今夜は安心して眠れそうだな。私は気持ちよくベッドに入った。
2人の大人が私に本当の自分をあかしてないこと
も知らずに私は気持ちよくベッドで寝ていた。
「何、今日紗織と2年生がもめただと。」
あ、パパの声だ。パパ、今日あったこと知ってるんだ。隣にいるのは誰だろう。もしかして晶!?そうだったら昼間のことは確信だな。
盗み聞きというわけではないけど、わたしはパパがいる方に耳をすました。
「はい。わたしがいない間だったのですので、詳しいことは知らないのですが、部長の永瀬から聞いた話では紗織さんは特に悪くないということでした。今後このようなことが起こらないように、また対策を取ります。」
あー。これ顧問の田中先生の声か、ほんとよかった。でも、後ろに人影が。まぁ通り過ぎの人だよね。ここに晶がいたらわたし晶のこと信用できなくなるからな。まぁ、昼間のは勘違いってことで。あー、スッキリした。よし!早く家に帰って今日買った漫画でもよもっかな。
私は家に帰ってリラックスモードで漫画を読んでいた。ガチャ、玄関から音がした。パパが帰ってきたんだ。私は、少し気になったので玄関に走って行ってみた。そこには、いつものパパ?いや少し怒ってるパパがいた。パパは基本怒らないと会社の人とかママは思っている。でも、本当は違うんだ。パパはほんの少しだけ眉毛が上がっていて、唇が少しとんがってるんだ。今日はいつもより眉毛が中によってる。こんなに怒るんなんて、初めてみたかも、何で怒ってるのかな。私が考えているとそこにママが来た。
「2人とも、何してるの?ご飯できたよ。」
「うん?あ、あー。紗織いつからそこに?」
「ついさっきだよ。てかさパパ今日なんかあった?」
「何にもないよ。どうして?」
笑顔で聞いてきたパパうさんくさい笑顔、ママは気づいてるかな?私がずっと無言でいるとパパは不思議そうに私をみてきた。私は正直に言って困った。本当のことを言ってもいいがママの前だし普通にパパにはぐらかされるから言っても意味ないのではという意見か、パパがこんなに怒ってるのは珍しいから聞いた方がいいという意見で迷っていた。まぁでもー
「いや、今日本屋の目の前でさパパ見つけてさ、田中先生と話してたから何してたんだろうかなって思って。」
パパは少し視線を落として無言になった。
やっぱり聞くだよね!てか何も喋らない!?聴いてよかったのかな。でも、昼間の晶のこともあるしね、やっぱり少し納得いかないんだよな。あそこでパパが田中先生と会っていなかったら不思議に思わなかったけど。昼間もめた時には田中先生はいなかった。なら何で知ってるのって話になるよね。そこで考えられる理由はふたつ。ひとつは、晶が田中先生に言った。もうひとつは、部長が言った。だけどさ、晶が言ったらもっと大ごとになってそう。
これで大したことじゃなかったら晶を信じよう!
パパはずっと閉じてた口を開けた。
「あー。少し話をしてただけだ。」
「だから、」
私が言う声にあわせてパパはしゃべってくる。
「そういえば、聞いたぞ。バレー部入るんだってな。もう、大丈夫なのか?」
「うん。大丈夫だよ。心配かけてごめんね。」
本当は大丈夫なわけがない。でもパパの前だけでは...
「大丈夫ならよかった。これからも頑張ってな。応援行ける時は行くから。」
パパは片手を私の頭に置いて優しく撫でてくれた。なんか久しぶりだな、この感覚、頭からパパの温もりが伝わってくる。やっぱり、パパは何にも隠してない。だって、パパだもん。私に嘘をつけるはずがない!今夜は安心して眠れそうだな。私は気持ちよくベッドに入った。
2人の大人が私に本当の自分をあかしてないこと
も知らずに私は気持ちよくベッドで寝ていた。