挨拶がひと段落すると、ノア王とエマ王妃に挨拶して、皆様が、歓談や食事を楽しむフロアに戻り、立食形式では、ありましたが、座って食事を取れるテーブルも用意されていましたので、一緒に、食事を楽しみ、食後は、
ランディ様に誘われて、庭に出ました。
暑い時期ではありますが、夜風が吹いて、気持ちよく、星空がとても綺麗です。
星を眺めていると不思議な気持ちに襲われました。
妹の聖女認定式に王宮に来たはずでした。それも、家族としてではなく、侍女として。
それがなぜかランディ様に偶然出会い、
「君は僕の花嫁。僕のところにおいで。」
と、求婚して頂いて…。
(求婚でいいんですよね…⁈あってますよね…⁇ ランディ様のような素敵な方に求婚して頂いた。なんて自分で言うのは、烏滸がましさと、むずがゆいような恥ずかしさや照れ臭さを感じます…。)
魔力なしの役立たずと思っていたのが、実は、神力を持っていて、子どもの頃から、日々、色々な能力を気づかず、発揮していたことを知ったことと、
今まで受けていなかった魔力判定も受け、水晶が、5色の光を放ったのを実際に目で確認できたことで、
無能ではないことが、納得でき、魔力なしの役立たずという思い込みから解放されて、スッキリした気持ちになれました。
龍巫女に認定されましたが、今まで感じたことのない前向きでワクワクした気持ちで、今、います。
そして、今まで一度も着たことのないドレスを着て、華やかに着飾って頂いて、来たことがないパーティに出席して今、こうして、庭で、ランディ様と星を眺めています。
自分の身に、こんなに沢山の変化が、たった1日で起きるだなんて…。その現実に居ながら信じられない気持ちがします。
『ソフィー?ずっと黙って、何を考えているの?』
『不思議な一日だったなぁって。たった1日で私の住んでる世界がひっくり返ったんですよ。まるでシンデレラになった気分です。』
『それって、王子様は、僕?』
ポッと頬が赤らんだのがわかった。
『…その、そういうことが言いたかったんじゃないんです…えっと…』
『違うの?』
『……あぅ。ち、違わないです。誰が王子様がいいかと言ったら、ランディ様がいいですから。と言うより…、
ランディ様以外の王子様は嫌です。』
ランディ様が腕を引いたので、体がランディ様の胸に飛び込んでしまいました。
そのまま、ギュッと抱きしめられて、体がスッポリ、ランディ様に収まってしまいました。
暖かくて、心臓の音が心地よく響いて、とても安心します。
…もう思いが堪えきれません。
『ここに居たいです。ずっとランディ様の側にいたいです。ランディ様が居ないのも、他の方も嫌なんです。側に居させて下さい。
はなれたくないんです。』
胸から溢れるように出る思いのままに口にしてしまいました。泣いてしまいそうです。
私、どうしちゃったんでしょう…?
『はぁ。嬉しい。ずっと一緒に居よう。
だから、僕のところにおいで。』
『はい。行きます。離れません。』
嬉しくて感無量で、ぎゅーっとランディ様にしがみつきました。
感極まって涙が出てきました。
ランディ様が抱きしめたまま、泣き止むまで、優しく背中を撫でてくれました。
顔を上げたら、ランディ様が、おでこにキスをしてくれました。
ランディ様に誘われて、庭に出ました。
暑い時期ではありますが、夜風が吹いて、気持ちよく、星空がとても綺麗です。
星を眺めていると不思議な気持ちに襲われました。
妹の聖女認定式に王宮に来たはずでした。それも、家族としてではなく、侍女として。
それがなぜかランディ様に偶然出会い、
「君は僕の花嫁。僕のところにおいで。」
と、求婚して頂いて…。
(求婚でいいんですよね…⁈あってますよね…⁇ ランディ様のような素敵な方に求婚して頂いた。なんて自分で言うのは、烏滸がましさと、むずがゆいような恥ずかしさや照れ臭さを感じます…。)
魔力なしの役立たずと思っていたのが、実は、神力を持っていて、子どもの頃から、日々、色々な能力を気づかず、発揮していたことを知ったことと、
今まで受けていなかった魔力判定も受け、水晶が、5色の光を放ったのを実際に目で確認できたことで、
無能ではないことが、納得でき、魔力なしの役立たずという思い込みから解放されて、スッキリした気持ちになれました。
龍巫女に認定されましたが、今まで感じたことのない前向きでワクワクした気持ちで、今、います。
そして、今まで一度も着たことのないドレスを着て、華やかに着飾って頂いて、来たことがないパーティに出席して今、こうして、庭で、ランディ様と星を眺めています。
自分の身に、こんなに沢山の変化が、たった1日で起きるだなんて…。その現実に居ながら信じられない気持ちがします。
『ソフィー?ずっと黙って、何を考えているの?』
『不思議な一日だったなぁって。たった1日で私の住んでる世界がひっくり返ったんですよ。まるでシンデレラになった気分です。』
『それって、王子様は、僕?』
ポッと頬が赤らんだのがわかった。
『…その、そういうことが言いたかったんじゃないんです…えっと…』
『違うの?』
『……あぅ。ち、違わないです。誰が王子様がいいかと言ったら、ランディ様がいいですから。と言うより…、
ランディ様以外の王子様は嫌です。』
ランディ様が腕を引いたので、体がランディ様の胸に飛び込んでしまいました。
そのまま、ギュッと抱きしめられて、体がスッポリ、ランディ様に収まってしまいました。
暖かくて、心臓の音が心地よく響いて、とても安心します。
…もう思いが堪えきれません。
『ここに居たいです。ずっとランディ様の側にいたいです。ランディ様が居ないのも、他の方も嫌なんです。側に居させて下さい。
はなれたくないんです。』
胸から溢れるように出る思いのままに口にしてしまいました。泣いてしまいそうです。
私、どうしちゃったんでしょう…?
『はぁ。嬉しい。ずっと一緒に居よう。
だから、僕のところにおいで。』
『はい。行きます。離れません。』
嬉しくて感無量で、ぎゅーっとランディ様にしがみつきました。
感極まって涙が出てきました。
ランディ様が抱きしめたまま、泣き止むまで、優しく背中を撫でてくれました。
顔を上げたら、ランディ様が、おでこにキスをしてくれました。