普通の日常、普通の教室、普通のクラスメイト達、何も起こらない平和な日常が続くと思っていた。
そう、あの光が教室を包むまでは…

「おはよ~」今日も普通に登校し席に座り机で寝ようとしたそれだけだった
クラスを光が包んだ。
自分自身半分以上寝ていたのに机なくなったから体が地面に落ちた。
「痛った、急に何すんだバカやろぅ」
ここは地球じゃ絶対になく、白い空間に転げ落ちていた
いわゆる異世界転移だった。
すると、目の前に人らしきものが現れた
【ようこそ、グランベルトへ】
「っ!」
頭に急に流れてくるとかこいつ頭悪いんじゃねぇの?
【そこのお前頭悪いとか言うな】
「ん?」
「お前頭悪いとか言ったのか?」
俺の後ろのやつが話しかけてきた
「言ってない」
【嘘ついた⁉もう、まぁいいや】
良かった良かったこの話は終わったみたいだ
【終わってないよ⁉】
何だ終わってないのか
【話し続けさせてよ…あなた達は魔王を倒すためにこの世界に召喚されました】
【この世界で力を磨き魔王を倒してくれませんか?】
嫌だなぁ寝ときたい
【即答⁉他の皆さんはどうですか?】
あっ!他の奴もいるんだった…すると、クラスの陽キャがしゃべりだした
「皆!そのグランベルトという星が魔王に侵略されているみたいだ、皆で助けないといけない俺は行こうと思うがついてくる人いる?」
「お前が行くなら俺も行く」
「私も行く」
「拙者も行くでごわす」
「我が悪魔の力貸してやろう」
皆行こうとしてる。てか個性強いな
【そうですね、個性強すぎじゃありませんか?】
こいつ俺に賛同してきやがった
【こいつじゃないです女神ですぅ】
こいつ女神だったか
「女神さまでしたか⁉すいません気が付きませんでした」
なんかシスターが祈っていた…あんな人クラスにいたっけ
【いやあなたクラスの人分からないんですか⁉】
おう、まぁいいや
「俺も行くよ」
すると女神は嬉しそうに微笑みだした
【これで全員の許可が出ました。それでは行ってらっしゃい】
すると、皆の体が光りだして消えた
俺だけ残って
「いやなんで俺だけ残ってるんだよ」
【あなたには、特別なスキルをあげようかと】
「急になんで」
【楽しませていただきましたから】
すると、俺の体も消え始めた
【では、よろしくお願いします、では私は見守りますか】
白い部屋には誰もいなくなった