ここは。
 誰かの部屋、なのだろうか。







 私以外に三人いる。


 見た感じ。
 高校生や大学生くらい?

 全員、見たこともない知らない人たち。



 その人たちが。
 呼んでいる、私のことを。
『龍輝』とか『龍輝くん』と。


 ということは。
 今、私は龍輝くんの姿になっているということ―――っ⁉





 打ち合わせした、龍輝くんと。

 その日から。
 まだ二日しか経っていないのにっ。



「……?
 どうした、龍輝」


 無理でした。

 打ち合わせをしても。
 今、頭と心の中はパニック状態。