「夢の内容、 俺も全く同じだ」 「ということは、 龍輝くんの言った通り、 偶然じゃないということ?」 夢の内容を伝え合った、龍輝くんと。 私と龍輝くん。 この三日間、同じ夢。 それは。 とても不思議なこと。 「茉蕗(まろん)、 茉蕗がよかったら 今から行かないか、 夢に出てきた場所に」 私も。 思っていた、龍輝くんと同じことを。 「そうすれば 何かわかるかもしれない」 「そうだね。 行こう、その場所に」