「俺も、って、
 龍輝くん、もしかして」


「あぁ、
 夢のことだろ?」


「うん、そう。
 龍輝くんもなの?」


「あれは本当に夢なのか?」


「わからない。
 だけど三日間も同じ夢を見るなんて」


茉蕗(まろん)もなのか?
 俺も同じだ」


「えっ?
 龍輝くんも?」


「これは、
 偶然とは思えないな」


「そうだね」