問題は、どちらにあるかということだ「おそらく、どっちにもあるだろう。
だが弱点がわかったところで、倒すことはできない
「だから、二人で同時に叩く」だが、それも難しい「どうやって?」
「作戦は簡単だ。奴の意識がコアからそれている内に一気に奴に肉薄しコアを攻撃する。
だが、それだけじゃない、もう一つのコアを破壊しないといけない」それはどこなのかわからないが。コアを両方同時に破壊するしかなさそうだ。
「よし、やってみよう」
「奴はワイバーンより数倍厄介だ。覚悟はできているか」
「ああ、もちろん」
「じゃ、始めるぞ!」
こうして二人は戦い始めた。アルバートは、カルバートがワイバーンの討伐に成功したと聞いた。ならば、あとはルルティエだけ、そう思って彼女を探す そして、遂に、彼女は見つかった。
カルバートはワイバーンに止めを刺しアルバートに振り返る。
「やったよ」
「ああ」
そしてカルバートは飛び立ち、そして巣窟に降り立つ。そこは、ドラゴンの巣にふさわしい、広大な地下迷宮。
そこにドラゴン達はいた。「おい」アルバートが声をかけると、ドラゴンが答えた「誰だよ」アルバートは言った「お前の親玉に恨みがある。ここで死んでくれ」
ドラゴンは激昂しアルバートに襲いかかった。アルバートは攻撃をひらりとかわして、そして反撃する「俺を忘れて貰っちゃ困るぜ」そしてカルバートもそれに続く。二人の猛攻を受け続けた結果、魔龍の息は徐々に上がっていき、ついに限界を迎えた
「ここまでか、だが我にも誇りというものがある。人間に負ける事だけは絶対にできん。たとえ我が消え去ろうとも」
するとカルバートが言う「俺はな、あんたが憎いんだ。この世界が、このシステムが」
カルバートはそう言って剣を振り上げた「な、なにを言っている」ドラゴンは焦る「だからな」彼はそのまま、勢いよく突き刺す「俺と一緒に滅んでもらう」
こうして、ワイバーンとドラゴンの戦いは終わったのである。カルバートの一撃でルルティエのコアが砕け散った。「ありがとう、アルバート、これで俺たちも解放される」「よかった、本当によかった」二人は手を取り合って喜んでいた「でも、どうしてワイバーンを倒したんだ? ワイバーンがいなくなったら、君の目的は達成できなかったんじゃないかい?」
カルバートはその問いには、首を振って答えなかった。
そしてアルバートに尋ねた「それで、君はどうなる? このままで良いのか」彼はうなだれていた。その様子に何かただならぬものをバーグマンは感じ取った「カルバート、もしかしてお前……」「それ以上言わなくていい」彼は手を突き出して止めた「もう遅い。だが、これだけは伝えておく。ワイバーンを倒して良かったのは俺だけだ。あいつの犠牲のお陰で俺の復讐は成就するのだからな。それにワイバーンは、ワイバーンロード・ホライズンズで復活するかもしれないしな」
バーグマンは悲しげな顔をして黙っていた。その時「見つけた!」
女の声がした「アルバート!」
そこにはルルティエがいた。カルバートが呟く「やはりワイバーンが倒されていなかったようだな。どうする? 戦うかい? 今度はワイバーンと」「いや、もう十分だろ? ワイバーンは倒されたんだから」
しかしルルティエは叫んだ「違う、ワイバーンなんてどうでもいいの、貴方に謝りたくて来たの」
カルバートが言った
「ほう、では何のために来たのかね、私を殺しに来たのではないのか」
アルバートが言った
「なぜそんなことを言う? 彼女は謝りにきたって」
ルルティエは悲しげに答える「ワイバーンを倒していなかったことは知っています、ですから私は罰を受けるためにここにきました」
カルバートが問う「それは君の贖罪の意思を示すためなのか? それとも、ワイバーンに復讐したいからなのだろうか? あるいは両方かな」カルバートの問いに、アルバートが尋ねる「復讐ってどういうことだ」
「アルバート、聞いて、あの時、あなたを助けようとしたらワイバーンが来て、それでワイバーンを操っているのがカルバート様だと気づいたの、でも、助けるのに精一杯で、ワイバーンを倒すことまで手が回らなかったの、ごめんなさい」
「ワイバーンを操作って」アルバートは驚いた。カルバートはアルバートの質問を制止した「そういうことだ、ワイバーンは倒した。だが奴がまた現れる可能性がある以上は放っておくことはできない」彼はルルティエに尋ねた「どうだ、ワイバーンを蘇らせる事は可能だと思うかい? ただ倒すだけではダメなんだ」ルルティエが答えた
「わかりません……ワイバーンを操れるような相手は初めてなので」
「まあ、無理もない。奴の能力については俺達の方が熟知しているはずだ。なにしろ、奴は俺の開発したプログラムで動いているのだからな」
だが弱点がわかったところで、倒すことはできない
「だから、二人で同時に叩く」だが、それも難しい「どうやって?」
「作戦は簡単だ。奴の意識がコアからそれている内に一気に奴に肉薄しコアを攻撃する。
だが、それだけじゃない、もう一つのコアを破壊しないといけない」それはどこなのかわからないが。コアを両方同時に破壊するしかなさそうだ。
「よし、やってみよう」
「奴はワイバーンより数倍厄介だ。覚悟はできているか」
「ああ、もちろん」
「じゃ、始めるぞ!」
こうして二人は戦い始めた。アルバートは、カルバートがワイバーンの討伐に成功したと聞いた。ならば、あとはルルティエだけ、そう思って彼女を探す そして、遂に、彼女は見つかった。
カルバートはワイバーンに止めを刺しアルバートに振り返る。
「やったよ」
「ああ」
そしてカルバートは飛び立ち、そして巣窟に降り立つ。そこは、ドラゴンの巣にふさわしい、広大な地下迷宮。
そこにドラゴン達はいた。「おい」アルバートが声をかけると、ドラゴンが答えた「誰だよ」アルバートは言った「お前の親玉に恨みがある。ここで死んでくれ」
ドラゴンは激昂しアルバートに襲いかかった。アルバートは攻撃をひらりとかわして、そして反撃する「俺を忘れて貰っちゃ困るぜ」そしてカルバートもそれに続く。二人の猛攻を受け続けた結果、魔龍の息は徐々に上がっていき、ついに限界を迎えた
「ここまでか、だが我にも誇りというものがある。人間に負ける事だけは絶対にできん。たとえ我が消え去ろうとも」
するとカルバートが言う「俺はな、あんたが憎いんだ。この世界が、このシステムが」
カルバートはそう言って剣を振り上げた「な、なにを言っている」ドラゴンは焦る「だからな」彼はそのまま、勢いよく突き刺す「俺と一緒に滅んでもらう」
こうして、ワイバーンとドラゴンの戦いは終わったのである。カルバートの一撃でルルティエのコアが砕け散った。「ありがとう、アルバート、これで俺たちも解放される」「よかった、本当によかった」二人は手を取り合って喜んでいた「でも、どうしてワイバーンを倒したんだ? ワイバーンがいなくなったら、君の目的は達成できなかったんじゃないかい?」
カルバートはその問いには、首を振って答えなかった。
そしてアルバートに尋ねた「それで、君はどうなる? このままで良いのか」彼はうなだれていた。その様子に何かただならぬものをバーグマンは感じ取った「カルバート、もしかしてお前……」「それ以上言わなくていい」彼は手を突き出して止めた「もう遅い。だが、これだけは伝えておく。ワイバーンを倒して良かったのは俺だけだ。あいつの犠牲のお陰で俺の復讐は成就するのだからな。それにワイバーンは、ワイバーンロード・ホライズンズで復活するかもしれないしな」
バーグマンは悲しげな顔をして黙っていた。その時「見つけた!」
女の声がした「アルバート!」
そこにはルルティエがいた。カルバートが呟く「やはりワイバーンが倒されていなかったようだな。どうする? 戦うかい? 今度はワイバーンと」「いや、もう十分だろ? ワイバーンは倒されたんだから」
しかしルルティエは叫んだ「違う、ワイバーンなんてどうでもいいの、貴方に謝りたくて来たの」
カルバートが言った
「ほう、では何のために来たのかね、私を殺しに来たのではないのか」
アルバートが言った
「なぜそんなことを言う? 彼女は謝りにきたって」
ルルティエは悲しげに答える「ワイバーンを倒していなかったことは知っています、ですから私は罰を受けるためにここにきました」
カルバートが問う「それは君の贖罪の意思を示すためなのか? それとも、ワイバーンに復讐したいからなのだろうか? あるいは両方かな」カルバートの問いに、アルバートが尋ねる「復讐ってどういうことだ」
「アルバート、聞いて、あの時、あなたを助けようとしたらワイバーンが来て、それでワイバーンを操っているのがカルバート様だと気づいたの、でも、助けるのに精一杯で、ワイバーンを倒すことまで手が回らなかったの、ごめんなさい」
「ワイバーンを操作って」アルバートは驚いた。カルバートはアルバートの質問を制止した「そういうことだ、ワイバーンは倒した。だが奴がまた現れる可能性がある以上は放っておくことはできない」彼はルルティエに尋ねた「どうだ、ワイバーンを蘇らせる事は可能だと思うかい? ただ倒すだけではダメなんだ」ルルティエが答えた
「わかりません……ワイバーンを操れるような相手は初めてなので」
「まあ、無理もない。奴の能力については俺達の方が熟知しているはずだ。なにしろ、奴は俺の開発したプログラムで動いているのだからな」



