一月一日は結局新田も誘って、将人と三人で近くの神社へ初詣に行った。賽銭を投げて祈ったのは、彼女が少しでも安らかに天国で眠っていてくださいという願いだった。おみくじを引くと、今年は赤い文字で大吉と書かれていた。
「お!修一のやつ大吉じゃねーか!今年は幸先良いな!ま、俺は凶だったけど」
「修一先輩は日ごろの行いがいいからですよ。いつも女性のことたぶらかしてる将人先輩には凶がお似合いです。いつか刺されてもおかしくないですから」
そういう新田は吉で、三人の運勢は見事にまばらだった。書かれていることを隅々まで確認している俺や彼女とは違って、将人は凶であることを確認するとすぐに笹におみくじをくくり付けに行った。
新田は新田で、自分のを読み終わったのかこちらの運勢を覗き込んでくる。
「先輩の恋愛のところ、愛を捧げよ倖せあり、ですね」
「女の子ってそういうの好きだよな」
「全面的に信じはしないですけど、期待するくらいはいいと思ってますから。でも私のは、諦めろって書かれちゃってますけどね」
随分と夢のないおみくじだ。
ちなみに俺の引いたおみくじの病気の欄は『日ごろ気を付けよ』。失物は『思いがけないところで見つかる』だった。それ以外は、あまり興味もなかったからすぐに忘れてしまった。
笹におみくじをくくり付けていた将人が戻ってくると、そばに新田がいるというのに脈絡もなく「そういや合コンいかね?」と、神聖な場にはそぐわない勧誘をしてきた。
これまでにも何度か誘われたことがあったけど、返す言葉は毎回決まっている。
「行かない」
「南大の女の子たちと二月にあるんだけど」
「先輩は行かないって言ってるじゃん」
「でも、かわいい子いっぱいいるらしいし……」
「お前、今美大に彼女いたろ」
「はぁ、最低。ほんとクズ」
年明けは騒がしくも、穏やかに過ぎていった。
あっという間に雪が解けて春が来ても、俺は特に変わり映えのない生活を送っていた。昼は大学へ行って、夜はアルバイト。休日もアルバイト。大学三年からは受講する講義の数も減ってしまったから、暇つぶしのために読書をするようになった。
恋愛小説は読まなかった。三年経っても、未だに期限付きの恋のブームが収束していなかったから。もちろんそういう類の小説ばかりじゃなかったけど、いろいろ過去を思い出してしまうから手元には一冊も置かなかった。普段読むのは専らミステリー小説ばかりで、アルバイトの休憩時間中にも好んで読むものだから、新田には「小説に触発されて、いつか人殺しにならないでくださいね」と冗談を言われる始末だった。
そしてまた気でも使ったのか、将人は俺が小説を趣味にし始めたことを知るや否や、講義終わりに荷物をまとめているところに近付いてきて一冊の本を渡してきた。
「これ、マジで泣けるからおすすめだぞ」
「別に泣きたいから小説読んでるわけじゃない」
「いいからいいから」
筆記具をバッグに詰め終わったから閉めようとすると、隙を見ておすすめの小説とやらを割り込みするかのように入れてきた。これ見よがしにため息を吐く。
「お前、そもそも普段小説読まないだろ」
「莉子ちゃんにおすすめされたんだよ」
「美大の子はどうした」
「いや、まあ同じ美大の子にいつの間にか寝取られてたっていうか……」
「いつか本気で好きになった子にも同じことされるかもしれないから、そろそろ自重しろよな」
親友としてアドバイスを送ると、さすがに効いたのか引きつった笑みを浮かべた。
それから、俺と同じく将人も昼以降の講義がないことを思い出し、久しぶりにラーメンに誘った。いつもなら用事があっても二言目には了承する適当なやつだけど、なぜか今日は「わりい、用事あるわ」とらしくないことを言ってのける。
そして本当に用事があったのか、そそくさと大講義室を出て行った。
「用事があるなら、こんな小説わざわざ渡しに来るなよな……」
愚痴りながらカバンを開けて件の小説を取り出すと、なんと間の悪いことに今まで遠ざけていた恋愛小説だった。
予想は、なんとなくできていたけど。
借り物は早急に返さなければ気の済まない性分をしているから、帰りのバスで後方に空いている二人掛けの席を見つけると、そこに座って小説を開いた。内容も、読み始める前から八割型予想はしていたけど、やっぱり病気の女の子が出てくる物語。将人には悪いけど、流し読みで済ませることに決めた。
しばらく小説を読むことに没頭していると、半分ほど読み終えた頃に、ふと大学病院前というアナウンスが聞こえてきた。ということは、最寄り駅まではあと四駅ほど先だ。なんとはなしに乗り込んできた人を見つめていると、杖を突いている足の悪そうなご老人を介助している女性が目に入った。
背中に手を添えてあげていて、周囲の人たちがスマホに視線を落としていることに気付いてしまったから、次の瞬間には荷物もそのままに立ち上がっていた。
「荷物、代わりに持ちますよ」
「ごめんねー若い兄ちゃん」
持っていたバッグを受け取り、介助していた女性が優先席に座らせてから、すぐにそれを返した。
「ありがとね、二人とも。降りるときは、息子がバス停で待ってるはずだから」
「わかりました」
ご老人の背中を押さえていた女性にも、念のために会釈だけしておいた。そこで初めて、目が合う。こちらのことを、いつからかはわからないけど、なぜか今にも泣き出してしまいそうな表情で見つめていた。髪の長い、同い年くらいの綺麗な女性だった。
「……それじゃ」
一応それだけ言って、そういえば将人が一方的に渡してきた小説も、偶然ヒロインの子とバスで出会うんだよなと、さっきまで読んでいた物語の展開を思い出した。だけど俺は、そんな運命なんてものに興味を抱かないから、一歩足を踏み出した瞬間には彼女の浮かべていた寂しそうな顔を忘れた。
後方の席に戻って、再び小説を開く。そして少しイレギュラーはあったけど、いつもの日常に戻る。その、はずだったのに。
「隣、いいですか?」
さっきまでご老人を介助していた女性が、気付けば椅子に掛ける俺を見下ろしていた。辺りを見渡すと、まばらに席は空いている。わざわざここを選択する意味なんてないのに。そう、思っていると。
「隣、いいですか?」
「あ、どうぞ……」
一言目よりも声に圧があった気がして、他にも席空いてますよというセリフは口にできなかった。彼女が隣に座った時、とても懐かしい匂いが鼻先をくすぐって、思い出を刺激してくる。ホワイトムスクの、石鹸の香りだった。
「読書、お好きなんですね」
「え? あぁ、はい」
「何読んでるんですか?」
警戒していたが、教えなければそれはそれで変な奴だと思われそうだったから、表紙絵を見せた。別に見知らぬ女性に嫌われることに何の躊躇いも抱かないけど。
やや強引に隣へ座ってきた彼女は、気付けば同志を見つけたかのような嬉しそうな表情を浮かべていた。
「あ、コイセカだ」
「違いますよ。これは恋する世界に君はいないっていう名前の小説で」
「だから略してコイセカなんだよ」
「あぁ、そっか……」
半分以上小説に興味がなかったから、そんな当たり前のことを指摘されてようやく気が付いた。よくよく帯も見て見れば、流行らせる意図があってやっているのか、公式自らタイトルを略して紹介していた。
「普段からこんな感じの小説を?」
「いや、ほとんど読みません。これは親友から借りた本で」
「へぇ、そうなんですね」
そろそろこの会話も終わらせたい。だけど前方の運行予定に書かれている俺の降りる場所はまだ三駅も先だった。
「読み終わったら、感想聞かせてくれませんか?」
「え?」
「たぶん来週も、このバス乗りますよね?」
「乗るけど……」
「それじゃあ、約束ですよ」
一方的にそれだけ話すと、彼女は持っていたカバンの中からイヤホンを取り出し、耳に付けて音楽を聴き始めた。反論を聞き入れるつもりはどうやら全くないらしい。だから俺も諦めて、いつの間にか集中も途切れてしまったから、移り変わる窓の外の景色を眺めて、最寄り駅で下車した。
小説はその日のうちに読み終わった。途中までは、ある程度予想のしていた展開が続いて面白みに欠けるなと思っていたけど、最後だけはほんの少しだけ集中しながら読んだ。
まさか主人公も病気を患っているという展開は予想はしてなくて。まあ言い訳を言わせてもらうと、それまでの物語の中に伏線という伏線が一個もなかったからなんだけど。でも病気っていうのは、伏線もなくある日突然見つかることもあるんだよなと、勝手に納得していた。
莉奈も、そうだったのかもしれない。普通に幼少期を生きていたら、ある日突然余命を宣告されて……。
「もう、やめよう」
独り言を口にして、思考を投げ捨てる。それからスマホのメールフォルダを開いて、いつもの文章を打ち込んだ。
〈今日、将人から小説を借りたんだ。恋する世界に君はいないっていう小説。たぶん君が読んだら、面白いけど最後は悲しいって言うんだと思う。言葉で伝えきれなかった想いが、遺書として出てきたから。君は、言いたい言葉は全部生きているうちに伝えたいって話してたよね。あまりにも突然に亡くなってしまったけど、君はなるべく後悔を残せずに旅立てたのかな。こんなことを聞いても、もう遅すぎるけど。後悔しないような人生なんて、難しいよな。君がほしかった指輪だってあげられなかったんだから。でも俺は、もし俺が亡くなったら、残された人たちが幸せでいてくれたら、天国で安心すると思う。なんて、自分自身ができてないんだけどな。
そういえば、今日はバスで変な女性と知り合ったんだ。たぶんもう、会うこともないだろうけど。久しぶりに知り合い以外の女性と話して、少しだけ緊張した。
それじゃあ、おやすみ莉奈〉
「お!修一のやつ大吉じゃねーか!今年は幸先良いな!ま、俺は凶だったけど」
「修一先輩は日ごろの行いがいいからですよ。いつも女性のことたぶらかしてる将人先輩には凶がお似合いです。いつか刺されてもおかしくないですから」
そういう新田は吉で、三人の運勢は見事にまばらだった。書かれていることを隅々まで確認している俺や彼女とは違って、将人は凶であることを確認するとすぐに笹におみくじをくくり付けに行った。
新田は新田で、自分のを読み終わったのかこちらの運勢を覗き込んでくる。
「先輩の恋愛のところ、愛を捧げよ倖せあり、ですね」
「女の子ってそういうの好きだよな」
「全面的に信じはしないですけど、期待するくらいはいいと思ってますから。でも私のは、諦めろって書かれちゃってますけどね」
随分と夢のないおみくじだ。
ちなみに俺の引いたおみくじの病気の欄は『日ごろ気を付けよ』。失物は『思いがけないところで見つかる』だった。それ以外は、あまり興味もなかったからすぐに忘れてしまった。
笹におみくじをくくり付けていた将人が戻ってくると、そばに新田がいるというのに脈絡もなく「そういや合コンいかね?」と、神聖な場にはそぐわない勧誘をしてきた。
これまでにも何度か誘われたことがあったけど、返す言葉は毎回決まっている。
「行かない」
「南大の女の子たちと二月にあるんだけど」
「先輩は行かないって言ってるじゃん」
「でも、かわいい子いっぱいいるらしいし……」
「お前、今美大に彼女いたろ」
「はぁ、最低。ほんとクズ」
年明けは騒がしくも、穏やかに過ぎていった。
あっという間に雪が解けて春が来ても、俺は特に変わり映えのない生活を送っていた。昼は大学へ行って、夜はアルバイト。休日もアルバイト。大学三年からは受講する講義の数も減ってしまったから、暇つぶしのために読書をするようになった。
恋愛小説は読まなかった。三年経っても、未だに期限付きの恋のブームが収束していなかったから。もちろんそういう類の小説ばかりじゃなかったけど、いろいろ過去を思い出してしまうから手元には一冊も置かなかった。普段読むのは専らミステリー小説ばかりで、アルバイトの休憩時間中にも好んで読むものだから、新田には「小説に触発されて、いつか人殺しにならないでくださいね」と冗談を言われる始末だった。
そしてまた気でも使ったのか、将人は俺が小説を趣味にし始めたことを知るや否や、講義終わりに荷物をまとめているところに近付いてきて一冊の本を渡してきた。
「これ、マジで泣けるからおすすめだぞ」
「別に泣きたいから小説読んでるわけじゃない」
「いいからいいから」
筆記具をバッグに詰め終わったから閉めようとすると、隙を見ておすすめの小説とやらを割り込みするかのように入れてきた。これ見よがしにため息を吐く。
「お前、そもそも普段小説読まないだろ」
「莉子ちゃんにおすすめされたんだよ」
「美大の子はどうした」
「いや、まあ同じ美大の子にいつの間にか寝取られてたっていうか……」
「いつか本気で好きになった子にも同じことされるかもしれないから、そろそろ自重しろよな」
親友としてアドバイスを送ると、さすがに効いたのか引きつった笑みを浮かべた。
それから、俺と同じく将人も昼以降の講義がないことを思い出し、久しぶりにラーメンに誘った。いつもなら用事があっても二言目には了承する適当なやつだけど、なぜか今日は「わりい、用事あるわ」とらしくないことを言ってのける。
そして本当に用事があったのか、そそくさと大講義室を出て行った。
「用事があるなら、こんな小説わざわざ渡しに来るなよな……」
愚痴りながらカバンを開けて件の小説を取り出すと、なんと間の悪いことに今まで遠ざけていた恋愛小説だった。
予想は、なんとなくできていたけど。
借り物は早急に返さなければ気の済まない性分をしているから、帰りのバスで後方に空いている二人掛けの席を見つけると、そこに座って小説を開いた。内容も、読み始める前から八割型予想はしていたけど、やっぱり病気の女の子が出てくる物語。将人には悪いけど、流し読みで済ませることに決めた。
しばらく小説を読むことに没頭していると、半分ほど読み終えた頃に、ふと大学病院前というアナウンスが聞こえてきた。ということは、最寄り駅まではあと四駅ほど先だ。なんとはなしに乗り込んできた人を見つめていると、杖を突いている足の悪そうなご老人を介助している女性が目に入った。
背中に手を添えてあげていて、周囲の人たちがスマホに視線を落としていることに気付いてしまったから、次の瞬間には荷物もそのままに立ち上がっていた。
「荷物、代わりに持ちますよ」
「ごめんねー若い兄ちゃん」
持っていたバッグを受け取り、介助していた女性が優先席に座らせてから、すぐにそれを返した。
「ありがとね、二人とも。降りるときは、息子がバス停で待ってるはずだから」
「わかりました」
ご老人の背中を押さえていた女性にも、念のために会釈だけしておいた。そこで初めて、目が合う。こちらのことを、いつからかはわからないけど、なぜか今にも泣き出してしまいそうな表情で見つめていた。髪の長い、同い年くらいの綺麗な女性だった。
「……それじゃ」
一応それだけ言って、そういえば将人が一方的に渡してきた小説も、偶然ヒロインの子とバスで出会うんだよなと、さっきまで読んでいた物語の展開を思い出した。だけど俺は、そんな運命なんてものに興味を抱かないから、一歩足を踏み出した瞬間には彼女の浮かべていた寂しそうな顔を忘れた。
後方の席に戻って、再び小説を開く。そして少しイレギュラーはあったけど、いつもの日常に戻る。その、はずだったのに。
「隣、いいですか?」
さっきまでご老人を介助していた女性が、気付けば椅子に掛ける俺を見下ろしていた。辺りを見渡すと、まばらに席は空いている。わざわざここを選択する意味なんてないのに。そう、思っていると。
「隣、いいですか?」
「あ、どうぞ……」
一言目よりも声に圧があった気がして、他にも席空いてますよというセリフは口にできなかった。彼女が隣に座った時、とても懐かしい匂いが鼻先をくすぐって、思い出を刺激してくる。ホワイトムスクの、石鹸の香りだった。
「読書、お好きなんですね」
「え? あぁ、はい」
「何読んでるんですか?」
警戒していたが、教えなければそれはそれで変な奴だと思われそうだったから、表紙絵を見せた。別に見知らぬ女性に嫌われることに何の躊躇いも抱かないけど。
やや強引に隣へ座ってきた彼女は、気付けば同志を見つけたかのような嬉しそうな表情を浮かべていた。
「あ、コイセカだ」
「違いますよ。これは恋する世界に君はいないっていう名前の小説で」
「だから略してコイセカなんだよ」
「あぁ、そっか……」
半分以上小説に興味がなかったから、そんな当たり前のことを指摘されてようやく気が付いた。よくよく帯も見て見れば、流行らせる意図があってやっているのか、公式自らタイトルを略して紹介していた。
「普段からこんな感じの小説を?」
「いや、ほとんど読みません。これは親友から借りた本で」
「へぇ、そうなんですね」
そろそろこの会話も終わらせたい。だけど前方の運行予定に書かれている俺の降りる場所はまだ三駅も先だった。
「読み終わったら、感想聞かせてくれませんか?」
「え?」
「たぶん来週も、このバス乗りますよね?」
「乗るけど……」
「それじゃあ、約束ですよ」
一方的にそれだけ話すと、彼女は持っていたカバンの中からイヤホンを取り出し、耳に付けて音楽を聴き始めた。反論を聞き入れるつもりはどうやら全くないらしい。だから俺も諦めて、いつの間にか集中も途切れてしまったから、移り変わる窓の外の景色を眺めて、最寄り駅で下車した。
小説はその日のうちに読み終わった。途中までは、ある程度予想のしていた展開が続いて面白みに欠けるなと思っていたけど、最後だけはほんの少しだけ集中しながら読んだ。
まさか主人公も病気を患っているという展開は予想はしてなくて。まあ言い訳を言わせてもらうと、それまでの物語の中に伏線という伏線が一個もなかったからなんだけど。でも病気っていうのは、伏線もなくある日突然見つかることもあるんだよなと、勝手に納得していた。
莉奈も、そうだったのかもしれない。普通に幼少期を生きていたら、ある日突然余命を宣告されて……。
「もう、やめよう」
独り言を口にして、思考を投げ捨てる。それからスマホのメールフォルダを開いて、いつもの文章を打ち込んだ。
〈今日、将人から小説を借りたんだ。恋する世界に君はいないっていう小説。たぶん君が読んだら、面白いけど最後は悲しいって言うんだと思う。言葉で伝えきれなかった想いが、遺書として出てきたから。君は、言いたい言葉は全部生きているうちに伝えたいって話してたよね。あまりにも突然に亡くなってしまったけど、君はなるべく後悔を残せずに旅立てたのかな。こんなことを聞いても、もう遅すぎるけど。後悔しないような人生なんて、難しいよな。君がほしかった指輪だってあげられなかったんだから。でも俺は、もし俺が亡くなったら、残された人たちが幸せでいてくれたら、天国で安心すると思う。なんて、自分自身ができてないんだけどな。
そういえば、今日はバスで変な女性と知り合ったんだ。たぶんもう、会うこともないだろうけど。久しぶりに知り合い以外の女性と話して、少しだけ緊張した。
それじゃあ、おやすみ莉奈〉