「アキさん」
「セツちゃん!」
「…これ、私だと思って連れていって下さい」
「…お守り…?」
「はい。」
ぽかんとしたアキさん。
でも、直ぐにきりっと顔つきが変わった。
「分かった。確かに受け取ったよ」
「アキさん…」
視界がぼやける。
「え、」
アキさんは驚いた表情になる。
「最後は、笑顔で…送り出すつもりだったんですが……」
泣くのは許されない。
袖で涙を拭い、何とか笑顔を浮かべる。
「征ってらっしゃいませ、アキさん」
「…!」
「セツちゃん…」
葉子ちゃんや、すずちゃんが心配そうに私を見る。
「中町大尉!全隊員、準備できました!何時でも出発可能です!」
「分かった。…中町アキ、これより!敵国の艦隊を撃ち落とす為、出征致します!!」
びしっ、と敬礼をしてアキさん達は戦闘機に乗り込んだ。
旅立つ直前、アキさんと目があった。
アキさんは、初めて出会った時みたいにふわりと笑った。
「セツちゃん!」
「…これ、私だと思って連れていって下さい」
「…お守り…?」
「はい。」
ぽかんとしたアキさん。
でも、直ぐにきりっと顔つきが変わった。
「分かった。確かに受け取ったよ」
「アキさん…」
視界がぼやける。
「え、」
アキさんは驚いた表情になる。
「最後は、笑顔で…送り出すつもりだったんですが……」
泣くのは許されない。
袖で涙を拭い、何とか笑顔を浮かべる。
「征ってらっしゃいませ、アキさん」
「…!」
「セツちゃん…」
葉子ちゃんや、すずちゃんが心配そうに私を見る。
「中町大尉!全隊員、準備できました!何時でも出発可能です!」
「分かった。…中町アキ、これより!敵国の艦隊を撃ち落とす為、出征致します!!」
びしっ、と敬礼をしてアキさん達は戦闘機に乗り込んだ。
旅立つ直前、アキさんと目があった。
アキさんは、初めて出会った時みたいにふわりと笑った。