二人……いや、正式には一人と一匹が仲睦まじく夕食の献立の話をしている。
その後ろから椅子の背もたれに顎を乗せて、不満そうにしながらアイスコーヒーを飲むニコラがいた。
「…………リーズ」
「あっ! そういえば、シロのブラッシングがまだでしたね! 今すぐしますので!」
「わうっ!!」
そうしてテーブルの横にある二人掛けのソファにシロが寝転がると、リーズがその横にちょこんと座って毛並みを整える。
なんとも気持ちよさそうにブラッシングをされているシロだったが、その様子をなんとも面白くないといった様子でニコラがにらみつけた。
ずーっとすでに氷だけになったアイスコーヒーのコップをストローで吸い続けて、ジト目で見ている。
そんな視線には目もくれずにシロの毛並みを整えるリーズ。
ニコラは時計を見ると、さっと起き上がり、コップを洗って玄関のほうに向かった。
家を出るのだと気づいたリーズは、ソファからニコラに声をかける。
「ニコラ、お仕事ですか?」
「ああ」
「遅くなりそうですか……?」
「たぶん」
「……わかりました」
その後ろから椅子の背もたれに顎を乗せて、不満そうにしながらアイスコーヒーを飲むニコラがいた。
「…………リーズ」
「あっ! そういえば、シロのブラッシングがまだでしたね! 今すぐしますので!」
「わうっ!!」
そうしてテーブルの横にある二人掛けのソファにシロが寝転がると、リーズがその横にちょこんと座って毛並みを整える。
なんとも気持ちよさそうにブラッシングをされているシロだったが、その様子をなんとも面白くないといった様子でニコラがにらみつけた。
ずーっとすでに氷だけになったアイスコーヒーのコップをストローで吸い続けて、ジト目で見ている。
そんな視線には目もくれずにシロの毛並みを整えるリーズ。
ニコラは時計を見ると、さっと起き上がり、コップを洗って玄関のほうに向かった。
家を出るのだと気づいたリーズは、ソファからニコラに声をかける。
「ニコラ、お仕事ですか?」
「ああ」
「遅くなりそうですか……?」
「たぶん」
「……わかりました」