「おばあちゃん」
「なんだい?」
「明日からも作業手伝ってもいい?」
「まあ、いいんかい? 嬉しいけどニコラにも話して許しを得てからだよ」
「は~い」

 報告を聞いた二コラは初めこそ驚き、そして怪我をするのではないかと心配したが、食事をしながら今日の話をしているうちに笑顔になり、翌日以降もリーズは畑の作業をしていいことになった。


「セリアおばあちゃ~ん」
「おはよう、今日もよろしくね~」
「うん!」


 リーズが少しずつ村の作業を手伝っていくことになる最初の作業だった。
 そして、彼女はまだ自身の本当の力を知らない──