「わあ!」
「そうそう、それでいいんだよ」

 少し不格好な形ではあるが、なんとか耕すことができたリーズはまだまだ遠くまで広がる土地を一目見てふう、と息を吐く。

(これ、全部セリアおばあちゃんがやってたんだ)

 広大な土地を老人である女性一人でやっていたのだと知り、リーズは驚くも、畑の作業はもちろんこれにとどまらない。
 ようやく自分の周辺だけ耕せたのを見てセリアはそれでいいよと言った様子で合格を出す。
 そこで今度は畝を作るという作業を教える。