いつものように、自転車に乗ると心が躍る。風が私をくすぐってくる。懐かしいにおいがする。?!いつもと違う香り…。ってここどこ?!ちょー田舎じゃん。来たことない。朝のはずなのに…。夜?!
「今からミッションに挑戦してもらいます。ナビゲーターのみはみはだよ!通称、美葉です!よーろりん!」
「はぁ?!」
なんなん、この小さい物体。羽???妖精?!まさか。なぜこうなる。普通に自転車をこいでいたのに。
「今すぐ元の世界?にもどして!!学校始まっちゃう!!…遅刻したことないのに。」
「そんなに今すぐ戻りたいの?時間止まってるよ。ミッションクリアしないで戻るんだ。戻っても、元の世界に似たニセモノの世界につくだけなのに。へぇ~。クリアしたら、願いをかなえてあげるのに。3つだけ。どんな願いも。かなえたければ…」
「はい。ではやらせていただきます。」
迷わず返事をした。願いが叶うの?時間も止まっているって。今戻ったら、ニセモノの世界か。やるしかないからね。