三上君といつか付き合うんだ。三上君が大好き。ずっと一緒にいたい。三上君がどう思っていてもいい。私は私らしく生きていくから。

「愛彩?あと十分だけど大丈夫そう…?愛彩…あやぁぁぁぁ!!」
美葉の声など聞こえずに、勝手に足が動いていく。ぼんやりする。私かどうかなんてわからなくなってしまうくらいに…。くらくらする。少し怖くて。鍵を力ずよく握りなおしてみると、まぶしい光の中に吸い込まれていった。目が開けられないくらい。でも、知っている光。どこかの…
「愛彩!!止まって!!そっちは行ったらダメなの!もう一つの道の方を歩くの…ってどうしよう!!」
立っていられなくなり、勢いよく倒れた。ふわふわする、分からないどこかに。