『あれ、ここは精神世界?』

「こんにちは、アオイ、今日は大事な話があるから呼び込んだの」

『あ、ヒイラギ、どうしたの?』

「…今日でこの体は数え年で7つになる
だから今まで後回しにしてきた、とある問題の猶予がもう無いの」

『問題?』

「本来宿る魂は一つの身体に1柱、だけどこの体には私と貴方の2柱が宿っている、それは数え年で7つになるまでは神聖力でどうにかなることなんだけど」

「7つを過ぎたらもう神聖力は無くなってしまうから2柱宿っていると壊れてしまう、だから何方かがこの体を去らねばならない」

『そんなの私が去れば良いじゃない、本来はヒイラギ、貴方だけが宿るはずだったんだから』

「……アオイ、貴方はあの日未来を変える決意をした、責任を背負う覚悟もした、なら実現しなさい、貴方がした決意や覚悟は逃げれるものではないの」

「それに私には帰る場所がある、けれど貴方は世界線を跨いで来ているからどこにも帰る場所は無い、だから貴方が残るべき」

『ヒイラギはそれでいいの?』

「私はいいのよ、また社ちk(じゃなくて、天使ライフを送るだけだから」

『今社畜って言わなかった?』

「気のせいじゃない?」

『絶対言ったよね、まあいいけどね』