僕が彼女に想いを伝えた後、僕は彼女と毎日のように会っている。そして僕たちは付き合っている。このことを周りの人が知ったらどう思うかなんて今の僕にはどうでもよかった。ただ、君と一緒にいたい。そして小説家になるところをそばで見ていてほしいそれだけだった。

 彼女と今日も約束をして会っている。
「勇人くん本当に私でよかったの?」
 彼女は少し不安そうに僕にそう問いかけてきた。
「優菜じゃなきゃだめだよ。」
「でも私、勇人くんと一緒に年とれないよ?」
「それでも僕は優菜が好きなんだ。今一番一緒にいたいと思う。僕はこの今の気持ちを大事にしたい。未来なんて分からないんだし」
「そうだね。未来ではAIとの恋愛が当たり前になってるかもしれないもんね。でも勇人くんも変わったね」
 彼女は笑みを浮かべながら言った。
「それはお互い様だよ」
 未来のことはどうなるか分からないけど君と一緒にいればこの先どんなことでも乗り越えられると思った。
「ずっと一緒にいよう」
 僕がそう彼女に問いかけると彼女はこちらを見つめた。
「約束だよ」
 オーロラの下で僕たちは約束を交わした。