今日も、保健室から見える景色は白くて私の嫌いな雪がちらちらと降っていた。

「ゴホゴホ、寒いなぁ」

そうボソッと小さく呟いたあと、私はテーブルの下にある自分の日記に視線を落とした。

そこには、今までなんとなしに書いていた私の日記がある。

「こんな日記どおりに、なってくれるといいのになぁ」

そんな願望を口にして、私はまたペンを右手に軽く持って一言自分の想いを日記に書いた。

ーーーーーー好きです、と。