♢♢♢♢♢
気持ちが未来に向かっていたせいか?気分よく朝を迎えた。
お母さんと美咲は、千虎家に行くのに必要なものを揃えるため、朝から買い物に出掛けて行った。
夕方、沢山の荷物を抱えて、お母さんと美咲は、帰って来た。
わざわざ、中央区まで行って、翔様に出す料理やデザートを買ってきたみたいだった。
お姉ちゃん、ちょっと来てと、
美咲の部屋に連れて行かれた。
『これお姉ちゃんに返す。』
そう言って、美咲は柘榴様から頂いた服を手渡した。
『今日、それを着て欲しくて…、準備が終わったら翔が来る前に着替えて。
もう、こういうことをしないって翔にわかって貰いたいから。それを着たお姉ちゃんと楽しく夕飯を食べたいから。』
『わかった。』
『私、先に行ってるね。』
そう言って、美咲は階段を降りて行った。
私も、服を部屋に置いて下へ行った。
キッチンに行くと、今日、買っできたのだろう、美咲が真新しいエプロンをしていた。
本当に料理をする気なんだなと思って、少し微笑ましいような気分になった。
だけど、はじめて料理をした美咲は、…凄く不器用だったみたいで、スープを作るために、野菜の皮を剥き始めたら、ピーラーで、指の皮まで剥いてしまい、野菜を切り始めたら、指まで切ってしまった。
危なかしいし、時間が足りなくなってしまうから、お母さんと一緒に、買ってきたものの盛り付けやサラダ作りをして貰った。
千虎家に入れば、包丁などきっと持つことはないから今日、料理に目覚める必要も無いし、それでいいんだろうなと思って、スープは、私が作った。
ドリアを作る段階になって、
『これは、やらせて。』
と言って、ホワイトソース作りを始めたけど、ソースを飛ばして、見事に火傷をしてしまって、もう殆ど、 準備か出来ていたので、キッチンから退場して貰って、先に、着替えてきて貰うことにした。
お父さんも、その頃には帰って来て、
一人、ダイニングに座って、
『翔君は、未成年だから、お酒が一緒に飲めないから残念だな。』
と、料理をテーブルに運んでいるお母さんに言っていた。
『すぐに、一緒にお酒を飲めるようになりますよ。』
『そうだな。今日は、我慢するか…』
と残念そうに言った。
2人の会話を聞きながら、この2人はずっとこうなんだろけど、もうこのままでいいと思った。
ダイニングテーブルに料理を並び終えて、ドリアにチーズとパン粉を散らして、オーブンに入れた。
丁度その時、家のチャイムが鳴った。
『お姉ちゃん、私、翔を迎えて待っているから、着替えて来て。』
と言って、美咲は、玄関に走って行った。
部屋に戻って、服を眺めた。
桜色のブラウスと、桜の花びらのスカート。
なんか色々あったけど、無事終わって、
気持ち良く、新しい生活が始められそうな期待が、いつの間にか自分の中に芽生えていた。
気持ちが未来に向かっていたせいか?気分よく朝を迎えた。
お母さんと美咲は、千虎家に行くのに必要なものを揃えるため、朝から買い物に出掛けて行った。
夕方、沢山の荷物を抱えて、お母さんと美咲は、帰って来た。
わざわざ、中央区まで行って、翔様に出す料理やデザートを買ってきたみたいだった。
お姉ちゃん、ちょっと来てと、
美咲の部屋に連れて行かれた。
『これお姉ちゃんに返す。』
そう言って、美咲は柘榴様から頂いた服を手渡した。
『今日、それを着て欲しくて…、準備が終わったら翔が来る前に着替えて。
もう、こういうことをしないって翔にわかって貰いたいから。それを着たお姉ちゃんと楽しく夕飯を食べたいから。』
『わかった。』
『私、先に行ってるね。』
そう言って、美咲は階段を降りて行った。
私も、服を部屋に置いて下へ行った。
キッチンに行くと、今日、買っできたのだろう、美咲が真新しいエプロンをしていた。
本当に料理をする気なんだなと思って、少し微笑ましいような気分になった。
だけど、はじめて料理をした美咲は、…凄く不器用だったみたいで、スープを作るために、野菜の皮を剥き始めたら、ピーラーで、指の皮まで剥いてしまい、野菜を切り始めたら、指まで切ってしまった。
危なかしいし、時間が足りなくなってしまうから、お母さんと一緒に、買ってきたものの盛り付けやサラダ作りをして貰った。
千虎家に入れば、包丁などきっと持つことはないから今日、料理に目覚める必要も無いし、それでいいんだろうなと思って、スープは、私が作った。
ドリアを作る段階になって、
『これは、やらせて。』
と言って、ホワイトソース作りを始めたけど、ソースを飛ばして、見事に火傷をしてしまって、もう殆ど、 準備か出来ていたので、キッチンから退場して貰って、先に、着替えてきて貰うことにした。
お父さんも、その頃には帰って来て、
一人、ダイニングに座って、
『翔君は、未成年だから、お酒が一緒に飲めないから残念だな。』
と、料理をテーブルに運んでいるお母さんに言っていた。
『すぐに、一緒にお酒を飲めるようになりますよ。』
『そうだな。今日は、我慢するか…』
と残念そうに言った。
2人の会話を聞きながら、この2人はずっとこうなんだろけど、もうこのままでいいと思った。
ダイニングテーブルに料理を並び終えて、ドリアにチーズとパン粉を散らして、オーブンに入れた。
丁度その時、家のチャイムが鳴った。
『お姉ちゃん、私、翔を迎えて待っているから、着替えて来て。』
と言って、美咲は、玄関に走って行った。
部屋に戻って、服を眺めた。
桜色のブラウスと、桜の花びらのスカート。
なんか色々あったけど、無事終わって、
気持ち良く、新しい生活が始められそうな期待が、いつの間にか自分の中に芽生えていた。