♢♢♢♢♢
『そろそろお支度を。』
と言われて、着替えを済ませたら、龍咲さんが、
『美月様がきっと喜ぶからと藍蓮様に頼まれましたのでと言って、お化粧と髪のセットもします。』
と言った。
家に帰れば、お洒落をすることが気に入らないお母さんや美咲がいる。
もう、少ししたら離れて暮らすから、わざわざ、揉めごとを起こしたくなくて、やんわり断ったけど、龍咲さんは頼まれましたのでと譲らなかった。
諦めて、帰る前に化粧を落として、髪を元に戻すことにして、龍咲さんにお任せした。
龍咲さんは、なぜかやたらと張り切っていて、お化粧を済ますと、髪も編み込みにし綺麗にセットしてくれた。
準備が終わって鏡を見ると、今まで見たことのない私がいた。
今までお洒落などしたことも無かったし、許されないから、やろうとも思わなかったけど、
きっともうすることがないだろうから、こういう自分の姿を一度、見れて良かったなと思った。
何事もなく退院し、そのまま、花姫会館に向かった。
花姫会館のレストランには、私の方が先に到着して、美月たちが来るのを待った。
『そろそろお支度を。』
と言われて、着替えを済ませたら、龍咲さんが、
『美月様がきっと喜ぶからと藍蓮様に頼まれましたのでと言って、お化粧と髪のセットもします。』
と言った。
家に帰れば、お洒落をすることが気に入らないお母さんや美咲がいる。
もう、少ししたら離れて暮らすから、わざわざ、揉めごとを起こしたくなくて、やんわり断ったけど、龍咲さんは頼まれましたのでと譲らなかった。
諦めて、帰る前に化粧を落として、髪を元に戻すことにして、龍咲さんにお任せした。
龍咲さんは、なぜかやたらと張り切っていて、お化粧を済ますと、髪も編み込みにし綺麗にセットしてくれた。
準備が終わって鏡を見ると、今まで見たことのない私がいた。
今までお洒落などしたことも無かったし、許されないから、やろうとも思わなかったけど、
きっともうすることがないだろうから、こういう自分の姿を一度、見れて良かったなと思った。
何事もなく退院し、そのまま、花姫会館に向かった。
花姫会館のレストランには、私の方が先に到着して、美月たちが来るのを待った。