♢♢♢♢♢
昼食の後は、紫紺様と家の料理長の竜谷 白銀さんと話し合いをした。
暫く名前を覚えるのに、苦労しそうだけど、
目や髪の色に因んだ名前の方が多くて、助かったと思った。
白銀さんも綺麗な白銀の髪をしていた。
毎月、1ヶ月分のメニューを立てるそうで、
紫紺様が私が来るからと、女の子が喜ぶメニューを加えるように言ってくれていたらしく、見せてくれたそれまでのメニューにはない、色々なメニューが加えられていた。
私が料理を作りたいなんて我儘言っちゃいけないんじゃ…と思ったら、察したらしい、
紫紺様が、
『忍葉、迷惑をかけると言って我慢するのは無しだ。』
と言った。
よくわかっていると思いつつ、
『でも、これ凄く考えてあるし、和、洋、中、だけじゃない聞いたことないメニューばかり…、朝食も、このエッグベネディクトとか、あと、朝食にクレープって?意外だし…どんなのか見たい。食べないのも勿体ないよ。紫紺様。』
と言ったら、なぜか白銀さんが、凄く食いついて、画像を見せて色々説明してくれた。
『紫紺様はあまり食に興味が無いようですし、仕事で召し上がれないことも多いので、段々、ここで働く者用のメニュー中心になってきてまして…、たまには凝ったものを作りたいのですが…。
興味持たれるっていいですね。』
十分、凝ったメニューに見えるけど…。
違うのか‼︎とビックリしつつ、
『やっぱり色々食べてみたいし、朝食は和食が多いから、まず和食の時に味噌汁だけ作りたい。それからまた考える。
そうしてもいいですか?白銀さん。』
『構いませんし、特別なメニューでなければ、他の者と同じメニューですから、その日に何か作りたければそうして下さって構いません。材料は大体揃っていますし、言って下さればこちらで用意します。
花姫様が家に入られますと、その家の食も変わるそうですから。楽しみにしてましたしね。遠慮はいりません。』
その言葉を聞いてホッとした。
『忍葉が作った朝食を食べたかった。残念だ。忍葉が食べたいなら仕方ないな。
だけど、茶碗蒸しもお預けか?』
『それくらいのちょっとした量のおかずならいつ作っても大丈夫そうだよ。その日のメニューによるけど。』
『そうか。ならいい。』
そう言った紫紺様が、なんだか嬉しそうに見えた。
白銀さんが仕事に戻ると、
『忍葉、学校のことももう一度、考え直したらどうだ?』
と紫紺様が言った。
『考え直すって?』
『九十九學院は、寮に入るために決めたようなものだろう。忍葉が、火傷して入院した時に、入学の話を保留にしていたんだ。
花姫になる強い抵抗がなくなれば、話は変わってくるから。
忍葉はここに根付くって決めたんだろ。ならそれに相応しい学校を選び直したらどうだ?』
言われてみればそうだ…。
『うん。そうだね。自分のことなのに、全然、気づかなかった。』
『明日、龍咲に学校の説明をするように言っておく。土曜から、ずっとバタバタしていたから、今日は、もうゆっくりしてるといい。
疲れただろう?』
『そうかな?自分じゃよくわからない。』
『俺は少し部屋で仕事をしてくる。夕飯まで休め。』
『あっ、本当は今日、仕事だったんじゃない?』
『そんなことは気にしなくていい。花姫を迎えたばかりだ。色々、あるのは皆わかっているし、普通は、花姫が現れたら、まとめて休むところを働いているんだから。
1日くらい休んだって問題ない。
道忠が上手くやるしな。』
『本当にそうなの?』
『ああ。そうだ。藍蓮はずっと休んでいただろう?』
『うん。』
『じゃあ、部屋まで連れて行ってやる。』
『えっ。いいよ。一人で行ける。』
『いいから、一緒に行くぞ。ほら、おいで。』
と手を差し出された。
言われるまま、紫紺様に手を引かれて部屋まで行った。
昼食の後は、紫紺様と家の料理長の竜谷 白銀さんと話し合いをした。
暫く名前を覚えるのに、苦労しそうだけど、
目や髪の色に因んだ名前の方が多くて、助かったと思った。
白銀さんも綺麗な白銀の髪をしていた。
毎月、1ヶ月分のメニューを立てるそうで、
紫紺様が私が来るからと、女の子が喜ぶメニューを加えるように言ってくれていたらしく、見せてくれたそれまでのメニューにはない、色々なメニューが加えられていた。
私が料理を作りたいなんて我儘言っちゃいけないんじゃ…と思ったら、察したらしい、
紫紺様が、
『忍葉、迷惑をかけると言って我慢するのは無しだ。』
と言った。
よくわかっていると思いつつ、
『でも、これ凄く考えてあるし、和、洋、中、だけじゃない聞いたことないメニューばかり…、朝食も、このエッグベネディクトとか、あと、朝食にクレープって?意外だし…どんなのか見たい。食べないのも勿体ないよ。紫紺様。』
と言ったら、なぜか白銀さんが、凄く食いついて、画像を見せて色々説明してくれた。
『紫紺様はあまり食に興味が無いようですし、仕事で召し上がれないことも多いので、段々、ここで働く者用のメニュー中心になってきてまして…、たまには凝ったものを作りたいのですが…。
興味持たれるっていいですね。』
十分、凝ったメニューに見えるけど…。
違うのか‼︎とビックリしつつ、
『やっぱり色々食べてみたいし、朝食は和食が多いから、まず和食の時に味噌汁だけ作りたい。それからまた考える。
そうしてもいいですか?白銀さん。』
『構いませんし、特別なメニューでなければ、他の者と同じメニューですから、その日に何か作りたければそうして下さって構いません。材料は大体揃っていますし、言って下さればこちらで用意します。
花姫様が家に入られますと、その家の食も変わるそうですから。楽しみにしてましたしね。遠慮はいりません。』
その言葉を聞いてホッとした。
『忍葉が作った朝食を食べたかった。残念だ。忍葉が食べたいなら仕方ないな。
だけど、茶碗蒸しもお預けか?』
『それくらいのちょっとした量のおかずならいつ作っても大丈夫そうだよ。その日のメニューによるけど。』
『そうか。ならいい。』
そう言った紫紺様が、なんだか嬉しそうに見えた。
白銀さんが仕事に戻ると、
『忍葉、学校のことももう一度、考え直したらどうだ?』
と紫紺様が言った。
『考え直すって?』
『九十九學院は、寮に入るために決めたようなものだろう。忍葉が、火傷して入院した時に、入学の話を保留にしていたんだ。
花姫になる強い抵抗がなくなれば、話は変わってくるから。
忍葉はここに根付くって決めたんだろ。ならそれに相応しい学校を選び直したらどうだ?』
言われてみればそうだ…。
『うん。そうだね。自分のことなのに、全然、気づかなかった。』
『明日、龍咲に学校の説明をするように言っておく。土曜から、ずっとバタバタしていたから、今日は、もうゆっくりしてるといい。
疲れただろう?』
『そうかな?自分じゃよくわからない。』
『俺は少し部屋で仕事をしてくる。夕飯まで休め。』
『あっ、本当は今日、仕事だったんじゃない?』
『そんなことは気にしなくていい。花姫を迎えたばかりだ。色々、あるのは皆わかっているし、普通は、花姫が現れたら、まとめて休むところを働いているんだから。
1日くらい休んだって問題ない。
道忠が上手くやるしな。』
『本当にそうなの?』
『ああ。そうだ。藍蓮はずっと休んでいただろう?』
『うん。』
『じゃあ、部屋まで連れて行ってやる。』
『えっ。いいよ。一人で行ける。』
『いいから、一緒に行くぞ。ほら、おいで。』
と手を差し出された。
言われるまま、紫紺様に手を引かれて部屋まで行った。