唯の真剣な瞳を見ていると、頭がくらくらして、倒れてしまいそうだった。これからも、一緒にいたい、とはどうしても言えなかった。
「もう一緒にいるのやめようか。じゃーね」
その別れの言葉が、あまりにもあっさりしていて驚いた。たった一回、私が沙羅ちゃんといたところを見ただけで、そんなに怒るだろうか。
唯は、私を尾行してきたのだろう。そして、私と紗羅ちゃんが一緒にいるところを目撃した。そこまでは考えればわかる。唯に少し心配性なところがあることを、私は知っているから。
でも、それだけで私を突き放すのは唯らしくない。相当怒っていたからかもしれない。でも、どうも納得できない。
「…ねぇ、なんで」
唯も長年一緒に過ごしてきた私の気持ちなんて、簡単に理解できるのだと思う。きっと、今も。
唯は、私が問いかける前にスマホの画面を私の目の前に突き出した。
「これ、由美奈なんでしょ?」
その画面には、私が昨日撮影した制服姿の投稿が映し出されていた。それを見た瞬間、血の気が引いた。頭から冷や汗が噴き出てくるのを感じる。でも、どこかで、唯は私が何かを隠していることを知っていたのかもしれないことを、私も理解していた。だから、どこか納得していた。
右手の拳を握りしめる。私は、ただ、その場に立っていることしかできなかった。
「私さ、由美奈の友達じゃなかったのかなぁ。由美奈の邪魔でしかなかったのかなぁ。だとしたら、私最低だね。」
「…っ、違う!そういうことじゃないの」
否定しても、唯には伝わらない気がした。でも、言うしかなかった。
「私は、由美奈のこと大好きだけど、あんたは違ったんだね。私のこと、信用してなかったんだ…。」
唯の表情が怒りから悲しみへ変わったような気がした。私が、悩んでいることを唯に相談しないでこんなもの投稿して、紗羅ちゃんにだけそれを教えた。
唯は、私たちの会話も聞いていたのかもしれなかった。
今まで、一軍のグループになっていたくないと思っていた。でも、突き放されてみると今度は悲しい。ひとりぼっちになってしまった気がして。これは、ただの我儘だった。
それから、私と唯は一緒に話すことも、遊ぶこともしなくなった。
そして、私たちはお互いに恋をした。
「もう一緒にいるのやめようか。じゃーね」
その別れの言葉が、あまりにもあっさりしていて驚いた。たった一回、私が沙羅ちゃんといたところを見ただけで、そんなに怒るだろうか。
唯は、私を尾行してきたのだろう。そして、私と紗羅ちゃんが一緒にいるところを目撃した。そこまでは考えればわかる。唯に少し心配性なところがあることを、私は知っているから。
でも、それだけで私を突き放すのは唯らしくない。相当怒っていたからかもしれない。でも、どうも納得できない。
「…ねぇ、なんで」
唯も長年一緒に過ごしてきた私の気持ちなんて、簡単に理解できるのだと思う。きっと、今も。
唯は、私が問いかける前にスマホの画面を私の目の前に突き出した。
「これ、由美奈なんでしょ?」
その画面には、私が昨日撮影した制服姿の投稿が映し出されていた。それを見た瞬間、血の気が引いた。頭から冷や汗が噴き出てくるのを感じる。でも、どこかで、唯は私が何かを隠していることを知っていたのかもしれないことを、私も理解していた。だから、どこか納得していた。
右手の拳を握りしめる。私は、ただ、その場に立っていることしかできなかった。
「私さ、由美奈の友達じゃなかったのかなぁ。由美奈の邪魔でしかなかったのかなぁ。だとしたら、私最低だね。」
「…っ、違う!そういうことじゃないの」
否定しても、唯には伝わらない気がした。でも、言うしかなかった。
「私は、由美奈のこと大好きだけど、あんたは違ったんだね。私のこと、信用してなかったんだ…。」
唯の表情が怒りから悲しみへ変わったような気がした。私が、悩んでいることを唯に相談しないでこんなもの投稿して、紗羅ちゃんにだけそれを教えた。
唯は、私たちの会話も聞いていたのかもしれなかった。
今まで、一軍のグループになっていたくないと思っていた。でも、突き放されてみると今度は悲しい。ひとりぼっちになってしまった気がして。これは、ただの我儘だった。
それから、私と唯は一緒に話すことも、遊ぶこともしなくなった。
そして、私たちはお互いに恋をした。