すぐさま撮った写真を確認する。顔は写さず、胸とスカートが見えるようになっていることを確認できたら、保存しておく。次は、もう少し攻めようかと、シャツの半分くらいまでボタンを外し、軽くはだけさせる。腕で、胸を強調させるようにしてもう何枚か撮る。納得いく写真が撮れたら、またアングルを変えていく。窓から差す光を生かすようなイメージにする。そうすれば、より自然な感じに移るようになるのだ。
スカートを限界まで短くして、ブラとセットのピンク色のパンツが少し見えるように片足を椅子の上に乗せる。やっぱりこのセットを買ってよかった。私の肌によく馴染んでいる。
撮った写真にフィルターをかけて、投稿する。キャプションの欄には、何も書かないのが私のこだわりだった。投稿するとすぐに何十件かのいいねとコメントがくる。少し前からアプリに投稿するようになったけど、すぐにフォロワーは増え続けて、今では千人近い。
『夢ちゃんかわいい』
『新しいの買ったの?めちゃくちゃ似合ってる』
『私もおんなじの買いたいからどこのか教えて!』
『夢ちゃん今日もいいね。大好き』
「夢ちゃん」は、私のハンドルネームだ。本当の苗字は安田。
フォロワーは、成人の男性も女性もいれば、私と同じくらいの高校生もいる。すぐに反響があって嬉しくなる。制服をきちんと着直しながらコメントを閲覧する。
時々、好意的ではないコメントもくるがそういうようなコメントは無視するようにしているし、私を好きでいてくれているフォロワーが追い出してくれているから問題ない。コメントに返信しながらのんびりと放課後を過ごす。私の所謂、裏垢だ。
『今日は放課後の空き教室で、周りの景色も入れてみたよー。みんなコメントといいねありがとね♡』
『これは〇〇で買ったよー。オススメ!』
私の返信にも、どんどんいいねがついていく。
ここでは誰にも合わせなくていいのが本当に気楽だった。しかも、自分を肯定してくれている人たちが、ここにはたくさんいる。ここだけが、本当の居場所のように思えた。
『夢ちゃん、今日も大好きだよ!今度は夢ちゃんが勉強してる教室で撮ってほしいな』
スカートを限界まで短くして、ブラとセットのピンク色のパンツが少し見えるように片足を椅子の上に乗せる。やっぱりこのセットを買ってよかった。私の肌によく馴染んでいる。
撮った写真にフィルターをかけて、投稿する。キャプションの欄には、何も書かないのが私のこだわりだった。投稿するとすぐに何十件かのいいねとコメントがくる。少し前からアプリに投稿するようになったけど、すぐにフォロワーは増え続けて、今では千人近い。
『夢ちゃんかわいい』
『新しいの買ったの?めちゃくちゃ似合ってる』
『私もおんなじの買いたいからどこのか教えて!』
『夢ちゃん今日もいいね。大好き』
「夢ちゃん」は、私のハンドルネームだ。本当の苗字は安田。
フォロワーは、成人の男性も女性もいれば、私と同じくらいの高校生もいる。すぐに反響があって嬉しくなる。制服をきちんと着直しながらコメントを閲覧する。
時々、好意的ではないコメントもくるがそういうようなコメントは無視するようにしているし、私を好きでいてくれているフォロワーが追い出してくれているから問題ない。コメントに返信しながらのんびりと放課後を過ごす。私の所謂、裏垢だ。
『今日は放課後の空き教室で、周りの景色も入れてみたよー。みんなコメントといいねありがとね♡』
『これは〇〇で買ったよー。オススメ!』
私の返信にも、どんどんいいねがついていく。
ここでは誰にも合わせなくていいのが本当に気楽だった。しかも、自分を肯定してくれている人たちが、ここにはたくさんいる。ここだけが、本当の居場所のように思えた。
『夢ちゃん、今日も大好きだよ!今度は夢ちゃんが勉強してる教室で撮ってほしいな』