部室に着いて準備をしてると隣の部室から、怒鳴り声が聞こえてきた。隣は男子の陸上だよな?と思いながらも問題にしたくはないので、隣のところに行く。
「おいお前なんでこの時期に来た。そこまで俺らをバカにしたいのか。」男子の部員らが夕陽に向かっていっていたのだ。
「お前無視すんじゃねぇぞ。」
私はしょうがなく止めに入った。
「あのさ、隣まで聞こえてきたんだけど、別にこいつがいい成績出すのはどこにいても変わらないじゃん。あんた達みたいに努力しない奴よりもは全然マシでしょ。」
はぁー。思いっきり言ってやった。
「くっ、、、才能ある奴らにはわかんないよな。」そう言いながら部室を出て行った。
私も続けて出て行こうとする瞬間。
「あの助けてくれてありがとう。」
え!?こいつ無口って有名だよな。喋れるんだ。
「お前、今こいつ喋れるんだとか思ったか?」
「え?なんで分かったんだ。テレパシー?」
「やっぱ思ってたんだな。でも、お前面白いな。名前は?
「宇宙(そら)だ。」
「オッケー!宇宙、よろしくな!」
最初の出会いは最悪でも今は、仲がとても良い。