「仮に耐えたとしてインストールを使いこなすことは出来ません、インストーラーデバイスを使ったとしてレイ君は十二分、アデルに至っては五秒前後です。その後の精神寒波で身動きがとれず的にされます」
「相変わらず硬いのね、そう思うでしょ二人共」
アリスが振り返るとガチャっとドアが開いた、出かける準備を済ませたレイとアデルの二人がそこに居た。後ろには同じく準備を済ませたガズル、ギズーを初めとした彼らが立っている。
「おやっさん、俺達はインストールを教えてもらう為にここに帰ってきた!」
「先生、僕達は知りたいんです! 剣聖の奥義を!」
するとアデルは腰にぶら下げていた剣を引き抜き、レイも幻聖石を取り出して霊剣に姿を戻す。
「「どうしても行くって言うなら、ここをどかない!」」
「貴方達」
グッと腰を落としていつでも戦える準備をする二人、その後ろでギズーが右手で銃を抜くとカルナックに照準を合わせ、ガズルは肩幅に両足を開いてスタンスを取る。
「先生より授かった世界に四人しか居ない剣帝……その称号を貰ったときから僕は先生の技全てを受け継ぐつもりで居ました。だからこそ教えてもらいたいんです!」
レイが言う。
「おやっさん、あんたは俺に剣帝の称号を渡してくれなかった。それが悔しく無いといえば嘘になる。それでも舞踏剣士と法術剣士両方の称号を付けてくれた、二つの称号を一度に貰った時は剣帝の称号より凄いと俺は思ったんだ。でも俺が本当にほしかったのはカルナックの名前だった!」
アデルが言う。
「俺は剣聖が何でこんなに強いのか不思議だった、もちろん敵も多いと思う。だけど実際にこうやって話してみて感じた事がある。剣聖の二つ名にふさわしい人だと俺は感じたんだ。師匠なら弟子に技を教えてやってくれ! 俺達はもっと強くなりたいとは思わない、それでも必要なことなら超えたい壁なんだ!」
「相変わらず硬いのね、そう思うでしょ二人共」
アリスが振り返るとガチャっとドアが開いた、出かける準備を済ませたレイとアデルの二人がそこに居た。後ろには同じく準備を済ませたガズル、ギズーを初めとした彼らが立っている。
「おやっさん、俺達はインストールを教えてもらう為にここに帰ってきた!」
「先生、僕達は知りたいんです! 剣聖の奥義を!」
するとアデルは腰にぶら下げていた剣を引き抜き、レイも幻聖石を取り出して霊剣に姿を戻す。
「「どうしても行くって言うなら、ここをどかない!」」
「貴方達」
グッと腰を落としていつでも戦える準備をする二人、その後ろでギズーが右手で銃を抜くとカルナックに照準を合わせ、ガズルは肩幅に両足を開いてスタンスを取る。
「先生より授かった世界に四人しか居ない剣帝……その称号を貰ったときから僕は先生の技全てを受け継ぐつもりで居ました。だからこそ教えてもらいたいんです!」
レイが言う。
「おやっさん、あんたは俺に剣帝の称号を渡してくれなかった。それが悔しく無いといえば嘘になる。それでも舞踏剣士と法術剣士両方の称号を付けてくれた、二つの称号を一度に貰った時は剣帝の称号より凄いと俺は思ったんだ。でも俺が本当にほしかったのはカルナックの名前だった!」
アデルが言う。
「俺は剣聖が何でこんなに強いのか不思議だった、もちろん敵も多いと思う。だけど実際にこうやって話してみて感じた事がある。剣聖の二つ名にふさわしい人だと俺は感じたんだ。師匠なら弟子に技を教えてやってくれ! 俺達はもっと強くなりたいとは思わない、それでも必要なことなら超えたい壁なんだ!」