「ちょっと待ってくれ、確かに俺は法術が苦手だけどたったの五秒で何をしろって言うんだ!」
「五秒と言う時間は確かに短い、だからこそ今の君ではインストーラーデバイスを使ってもインストールを使うことが出来ないという事に繋がるんです。正確に言えば無駄なのです」
「なら、どうしろって言うんだ。インストーラーデバイスですら意味の無い物になってるじゃないか」
「それを今から行うんですよ」
全く意味の分らない事を話すカルナックに四人は揃って首を傾げた。
「一つ良いかな剣聖」
ガズルが一歩前に出て困惑した表情で話し始める、右手に重力球を作り出してそれを体の前に持ってくる。
「根本的な話で悪いんだが、俺のこの重力を操る力。これを応用して何かレイヴン対策で出来ることは無いか? もしくは俺にもインストールってのが習得できるものなのか?」
「ガズル君、インストールは誰でも習得できるものではありますが君の場合天性の力です。私も長い間色々な人を見てきましたが重力を操る力を持ってる人とは出会ったことがありません。その力がましてやエレメントを利用した法術なのか、はたまた別の力なのかも検討がつきません」
グルグルと渦を巻いている重力球を右手で握りつぶす、期待の眼差しでカルナックを見つめ始めた。
「なら、俺にもインストールを教えてくれ。あのレイヴンに一泡吹かせてやりたい!」
「勇ましいことです、ですが先ほども話したとおり君の力が法術なのか、それとも別の力なのか分らない以上インストールを教えることは出来ません。仮に教えたとしてもどの程度エーテルが暴走するのかが分りませんしアデルより危険です、今は諦めなさい」
「そうか、アデルより危険か」
ものすごく残念そうな顔をして肩を落とした、それを見ていたギズーは思わず吹き出してしまった。同じくアデルも笑っている、申し訳なさそうにしてるのはカルナックとレイの二人だけだった。
「さてっと、ではインストーラーデバイスを使えるかどうかの試験を始めます」
「いよいよ本題か、おやっさん俺は何をすればいいんだ?」
ニヤっと笑みをこぼすとカルナックはズボンのポケットに右手を突っ込んだ、とっさにレイ達は各々の武器を取り出して戦闘体制を作る。
「私に触れてみなさいアデル」
「五秒と言う時間は確かに短い、だからこそ今の君ではインストーラーデバイスを使ってもインストールを使うことが出来ないという事に繋がるんです。正確に言えば無駄なのです」
「なら、どうしろって言うんだ。インストーラーデバイスですら意味の無い物になってるじゃないか」
「それを今から行うんですよ」
全く意味の分らない事を話すカルナックに四人は揃って首を傾げた。
「一つ良いかな剣聖」
ガズルが一歩前に出て困惑した表情で話し始める、右手に重力球を作り出してそれを体の前に持ってくる。
「根本的な話で悪いんだが、俺のこの重力を操る力。これを応用して何かレイヴン対策で出来ることは無いか? もしくは俺にもインストールってのが習得できるものなのか?」
「ガズル君、インストールは誰でも習得できるものではありますが君の場合天性の力です。私も長い間色々な人を見てきましたが重力を操る力を持ってる人とは出会ったことがありません。その力がましてやエレメントを利用した法術なのか、はたまた別の力なのかも検討がつきません」
グルグルと渦を巻いている重力球を右手で握りつぶす、期待の眼差しでカルナックを見つめ始めた。
「なら、俺にもインストールを教えてくれ。あのレイヴンに一泡吹かせてやりたい!」
「勇ましいことです、ですが先ほども話したとおり君の力が法術なのか、それとも別の力なのか分らない以上インストールを教えることは出来ません。仮に教えたとしてもどの程度エーテルが暴走するのかが分りませんしアデルより危険です、今は諦めなさい」
「そうか、アデルより危険か」
ものすごく残念そうな顔をして肩を落とした、それを見ていたギズーは思わず吹き出してしまった。同じくアデルも笑っている、申し訳なさそうにしてるのはカルナックとレイの二人だけだった。
「さてっと、ではインストーラーデバイスを使えるかどうかの試験を始めます」
「いよいよ本題か、おやっさん俺は何をすればいいんだ?」
ニヤっと笑みをこぼすとカルナックはズボンのポケットに右手を突っ込んだ、とっさにレイ達は各々の武器を取り出して戦闘体制を作る。
「私に触れてみなさいアデル」